"絵は観るものではなく読むもの"

ある評論家がそんな事を言っていました





フェルメールはまさにそんな画家かもしれません 





絵には当時の文化や時代背景・キリスト教にまつわる考えが関係していたりするので深く掘り下げていくととても面白い。また全ての人や静物画に暗喩が込められているそう








フェルメールの絵のなかで最もよく知られる傑作の一つ "牛乳を注ぐ女"  を読み解いていくとこんな感じではないでしょうか








穏やかな光が入る簡素な部屋。そこには若い女が1人静かに牛乳をゆっくり注いでいる。おそらくパン粥を作っているのだろう。パンや籠、水差しにおける一つ一つの静物画がまるで手に触れられるかの様に存在している。女の持っている水瓶から丁寧に液体が注ぎだされている様や仕草。それはまさしく純潔を失うことを象徴しているのだ









同じ上野で観れるムンク展の方は、観たあとに心が揺さぶられて "Liveに行ったみたい!"ってなったので、そちらはね。主題が "ムンク  魂の共鳴" だからね。魂に響いたのでしょう。とはいえ、フェルメールより全然わかりやすい!と思う…多分…比較すると面白いかもです。私的にはこっちの方が鳥肌がバァーと立って、キターーーっ!ってなりましたけど♪その時着てた洋服も叫びのオブジェとたまたまコラボってましたし♡









フェルメールが描いた光の粒子までも捉えた独特の質感は「光の魔術師」と称される事もあるそうです

全体的にグレーがかった落ち着いたトーンはミステリアスで緊張感をたたえつつも、静かで穏やかな空間へ私達を導いてくれるのではないでしょうか









お土産は息子達に学校用のサブバッグをとても喜んでいました