タイトルに惹かれて読んでみました。
短編集です。
それぞれの章にテーマがあり、
ひとつひとつ読みすすめていきながら
自分の経験と重ねたり、
ストーリーに憧れを持ったりしました。

そのなかのひとつが、
本のタイトルにもなっています。
おまえじゃなきゃだめなんだ


ネタバレにならない程度で…
この話を読んだとき、
激しく同感しました。
私は、主人公のようにモテた時期などありませんが、
欲しかったのは、この言葉なのだと思います。
お互いに…

とはいえ、
いまでは、もうその思いも過ぎてしまったかな。
今さら、もう、誰かにそんなセリフをいただけるとも思わず、
自分自身も「あなたじゃなきゃダメなんだ」と思える人をさがしてもいません。
ときに誰かそばにいてくれたらね…て思うこともありますが、
そんな一瞬の寂しさも、
自分の世界に入ってしまえば
薄らいでいくものです。

過去にそんな思いを持ってもらうことも
持つこともなかった自分ですが、
それでも人生は楽しいものです。