その昔、
吹奏楽部でした。
中学生のとき。
ホルンという楽器を吹いていたのです。
楽器を抱え、
左手でレバーを操作し
音を奏でます。
先輩は、私の右にいました。
レバーを操る先輩の手の指は
第二関節がキュッとしてて、
それを見るのが毎日の楽しみでした。
先輩のことが好きなのか?
いや、きっと、先輩の手が好きだったのです。
演奏しながら、
チラチラと先輩の左手を見ていました。
それから、ずっとです。
手の素敵な人に惹かれがち。
関西蚤の市での
ザッハトルテさんのライブでも、
心地よい音色を聴きながら、
3人の手ばかり眺めていました。
ギターを弾くウエッコさんの手が大好き。
あー。
私もギターが弾けたらいいのに。
いや、
もはや、あのギターになれたらいいのに。
すぐに、また、
会いにいきたくなる
音と手と…
