立川けやき座・浅井グループ、
16日は「春道・ひかり頑張る日」という初めての試みでした。

浅井の名コンビ(?)と名高いこのお二人。
自由奔放にボケまくる春道さん、それをきっちり拾って臨機応変に対応できるひかりちゃん。
芝居でこの二人が組むたび、いつもその丁々発止の応酬にワクワクしてしまいます。スポーツに例えるなら、テニスや卓球の見事なラリーを見るような楽しさ?

初の「コンビで頑張る日」果たしてどんなものが見られるのか、期待に胸膨らまして客席に着きました。

ミニショー「夢芝居」

春道さん、いきなりアシュラ男爵風(古いか😅)メイクで登場!

「♪男と女〜あやつりつられ〜」のところで
ホントにひかりちゃんを操る春道さん😅

お芝居「生きた幽霊」
題名は聞いた事ありますが観るのは初めてでした。
かなーり大昔(正研座時代?)にやってたきりで、再演は本当に久しぶりだそう。

大店のアホぼん(ひかり)は芸者・染葉(陽子)に入れあげて連日茶屋通い。そこにお店の一番番頭(春道)がアホぼんを連れ戻しにやってくる。染葉と一緒になりたいと言って聞かないアホぼん。染葉の心を試すため、番頭はアホぼんにある芝居を持ちかけるが・・

何より可笑しかったのは、いつもは春道さんのボケを拾うポジションのひかりちゃんが、この芝居では逆にボケまくって、春道さんが拾う側に回った事。
主役として思う存分ボケ倒すひかりちゃん、その何とも愛嬌溢れる可愛さが最高でした🤣🤣🤣
春道さんはきっちり拾い役をつとめつつ、時々パッとボケ返すという呼吸も、またたまらない可笑しさ。
このお二人ならではの実に楽しい舞台でした。
(個人的には、あの芸者がもうちょっとやり込められて終わって欲しかった気はしましたが😅)

配信で正二郎総責任者が、大昔(嵐劇団時代?)に、この芝居を自分・勝小虎さん・不動倭さん(現・賀美座)・若い座員さんのたった4人でやった事がある、と話しておられました。それ、めっちゃ見たかった!!

今後はぜひ浅井の新しいレパートリーとして、
次回は逆の配役でも観てみたいです!


お二人で口上。ひかりちゃん可愛い!!

舞踊ショー。
春道さん「都忘れ」
豪華な衣装で勇壮に。


ひかりちゃん「時代」
この着物は3年前、父・研二郎さんの一周忌の時に上がったもの。

髪には睡蓮の簪。

着物の上前に「お父さん たくさんのおもいでを ありがとう」と入っています。

この日は盆の送り。
お父さんを思って踊られたんだな、と・・


正二郎総責任者「昴」

この曲で踊られるのはかなり珍しいかも・・
私も過去に一度見たか見ないかという感じです。


ラスト「梅川忠兵衛」

最後はしっとりと踊って締めました。



記念撮影。

連日のコロナ騒ぎに加え、あまりにも厳しい猛暑の日、でしたが
いろんな憂さをパッと晴らしてくれるような、笑いと楽しさに溢れた舞台でした😀😀😀😀😀😀