最近、放ったらかしにしていた学生時代のノートや
博士号取得試験の為の勉強ノートを整理をしていて、
いかに英語に苦労していたのか改めて感じ、
心臓が冷える毎日。ガーン
無謀にもよく突っ走った~。
良くも悪くも英語がそこまで理解できてなかったから、
怖いもの知らずで走れたのかな。(苦笑)
改めてよく終了できたものだと感心したり、
また、先生方もよく付き合って下さったと思う。

しかし、今見返すと、英語がもっと分かっていたら、
もっと沢山の事を学べただろうなあと思う事も多いし、
音楽についても、日本の大学でに、もっと世界標準で、
例えば音楽史や音楽理論も知っておくべき「つぼ」を
しっかり教えてもらっていたら、もっと授業中に
吸収できていただろうなあと悔しい思いをしたり。。。

だから、これからアメリカを目指す皆さんには言いたい。
「私は演奏を学びたいのだから、勉強は通るだけで良いわ、」
なんて思わず、アカデミックもしっかりやり遂げられるように、
日本で準備出来る事はしっかり準備して旅立ってほしい!

まずはTOEFLの勉強。
これは、本当にアメリカの大学で講義を聞くのに必要な
リスニング力や、授業で何度も提出を求められるessayや
paperなどへ対応できる力を付けるwritingの練習など、
実際、大学で講義を受けるのに必要な能力を鍛えられるから、
ただ合格点を取れば良いわ、ではなく、しっかり利用してほしい。

そして、音楽理論や音楽史の勉強。
海外では、演奏が出来ていれば良いのよ、なんて事、
全く認めてくれなかった。
少なくとも、日本語で情報が少しでも頭に入っていれば、
言葉が変わったとしても内容が一緒だから、まだ頭に入りやすい。
簡単な入門書で良いから、読んで、印象づけておくと、
随分違う。
音楽史に関していえば、楽しく、分かりやすく、日本人好みの
図解がいっぱい入った入門書シリーズも沢山増えている。
アメリカのテストは選択枠の中から正解を選ぶ、なんて形式の
テストはない。
少なくとも、私は一度も出会わなかった。
代わりに、全て自分で書かせる。語らせる。
「~について述べよ。」だ。
曲名も原語で覚えなければいけないものばかりだった。
だから、内容をしっかり身に付け、引き出しをいっぱい作っておくに限る。

音楽史の授業は全然頭に入らなかったわ、という人に、
こんな分かりやすいところからざっと目を通してみるのも
良いかも。CD付きだから、音楽も聴けて便利だし、
アメリカの音楽史の勉強はこのスタイルで、
かなり沢山の曲を聴き、覚え、特徴を語れるようにさせるから、
そういう意味でも導入編として便利かも。
CD付徹底図解 クラシック音楽の世界/田村 和紀夫
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バロック音楽の名曲 (図解雑学)/宮崎 晴代
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もう少し読み込まないといけないが、こちらも

理解しておく必要のある内容が網羅されているから、

とても重宝すると思う。

CD&DVD51で語る西洋音楽史/岡田 暁生
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増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで/片桐 功
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こちらは大変詳しく解説している音楽事典で、
重宝するが、問題は基になっているのが
ドイツ語圏の本だから、英語圏と表現が少々異なり、
たまに分かりづらいこと。
カラー 図解音楽事典/ウルリヒ ミヒェルス
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もしも楽典があまり得意ではないという方に、
導入編として良いのではと思う本が、
CDで聴く 一冊でわかる楽典/坂口 博樹
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良い本はいっぱいありますし、難しい専門書も沢山あります。
でも、簡単そうに見える、ラクに読めるところから始めるのが
長続きさせられるコツかなと思い、それらを集めてみました。
気になる人はチェックしてみてくださいね。