先日。




何気なくYoutubeを見ていたら、おすすめに上がってきたのが…













最近、「葬送のフリーレン」にハマっちゃったりしてたので


本当に何も知らず、気軽な気持ちで視聴した。







あとで知ったんだけど、これ、10年以上前に某掲示板に掲載されたあと、

小説家になろうサイトに転載、

そのたびに結構、反響が大きかった「神作品」らしく…



本当に気軽な気持ちで聴き始めたんだけど、

一気にその世界に引き込まれた。









話は、魔王を倒した「勇者」が王宮に帰還したところから始まる。

王や王女、そして臣下たちは、魔王を倒した勇者の帰還を喜び、

そしてその英雄譚を語るようにせがむ。


しかし、勇者の語るそれは、「英雄」が歩む輝かしい道とは遠くかけ離れた、過酷な、

王たちが想像すらできない現実だった…。









勇者の語る現実と、

その先の残された「僧侶の手記」の救いようのない絶望感に引き込まれ


(この感想については…別記事で書くことができたらと思う)


いくつかの別バージョンの動画や

小説家になろうサイトに挙げられた作者の作品にどっぷり浸っていた時






偶然聞いたのは、でんぱ組の「イツカ、ハルカカナタ」。











そのサビになる部分で



「全部捨てて、逃げ出す勇気も」なくて

ただ、「振り返らないと決め」

「運命も変えてみせる」と


「大丈夫だよ」の声に支えられていこうとするのが






手記に書かれた僧侶の姿にどこか被ってしまって…


ただその先にあった「選択」は、悲劇なんだけど、多分…

多分僧侶にとっては、

それでもまっすぐに進んできた道の果てだったんではないのかと


その「はるか彼方」に、いつかきっと彼女への答えがあると





あの手記の最後は、

最後であってまだ実はその「ハルカカナタ」への過程でしかないのだと。



















未だに余韻を引きずって、繰り返し、何度も反芻している。