先日。
母方の叔母夫婦が、グループホームへ入所した。
以前からそういう話はあったようだけど、
部屋が空いたから、急遽…という運びになったらしい。
母は全く知らなかったようで、
引っ越し??に前日に聞いて、もう会えなくなるのか?!と困惑。
叔母夫婦が生活に慣れるまでは難しいが、
その後は面会も可能だと伝えて少し落ち着いたんだけど…、
翌日から…
『どうしてここにおるんかわからない』
『タンスを開けたら、服が掛かっている。明日は買えるのに、どうやって荷物を準備しよう』
『朝ごはんが終わったら帰ろうと思うのに、誰が迎えにきてくれるのか?』
『携帯の充電がなくなる。このままじゃあ、迎えにきてくれる電話が来ても話せなくなる』
『家があるのに、いつまでもここに泊まっていて、お金がかかるから、帰らんといけん』
『タクシーで着払いで帰りたいから、立て替えてもらっていいか??』
『大きい荷物が届いたんだけど、誰からだろうか』
『携帯の充電をどうやったらいいんかわからない』
『〇〇(我が家)に電話したいんだけど、かからんのだけど』
(………今話している相手なんですが…)
と、早朝から電話が何度もかかってくる。
電話を受けて、「迎えに行かないと」と向かおうとする母を止め、
叔母からの電話で話を聞いて、
内容によっては、従兄弟にどうしたらいいか確認を取り…と、状況把握をし。
帰省していた日にも、朝から何度も電話がかかり
どう答えたらいいか、困り果てた母に変わって電話に出て、
30分くらい話をして、
ようやく『わかった』と電話を切ってもらった3分後、
『とことこちゃん、お母さんに…』と、さっきと同じ電話がかかってきたときは、
受話器を持って座り込みそうな気分になったりもして。
でも…
これって
人ごとでは、ないんだよなあと
それは、母の様子を見ての私の思い。
今、この瞬間は、免れても、
少し先に従兄弟と同じ決断をしなくてはいけないのかと
そう思ったら、叔母に母の姿が重なって。
その時が来たら
母が少しでも幸せに過ごせる、そんな環境をどうやったら見つけられるだろうかと
いつかくるかもしれない未来に、ふと思いを馳せた。