昨年に引き続き、

担当することになった中学校受験の受験生Rくん。

 


もともと、特質として自分の気持ちを話すことが苦手なところがあるので、

面接対策をどうしようかと、かなりなやんだんだけど。

(『志望理由』を尋ねたら「母さんが行けって言った」と答えて、

 スタッフ一同笑いをこらえるのがやっとだったこともあったっけ〉

 




そんななか、Rくんが自信を持って答えることが出来たのが

『将来どんな仕事に就きたいか』。


ちっちゃなころは動物が大好きで、

動物園とか水族館とかそういう仕事を言ってたのでてっきりそうだと思っていたら…

 

 

 



 

「観光に関わる仕事に就きたい」

 

 




 

地図を見たりネットで調べたりして、

各県の人口や産物などいろいろ情報を集めていて、

聞くと私たちの知らないこともすらすらと答えてくれる。

これって…すごいことだよねって思ってたんだけど

 

 

 

 

 

 

受験前のある日。

 

まだまだいろんなことが不安なRくんに、とにかく自信をつけたくて、

 

 

「これなら合格間違いなし! 

 合格祝い、何がいいか言ってごらん」

って聞いたら

 

 

 

「○○県やその周りの県の観光パンフレットが欲しい」

って。

 

 

 

 

 

聞くと、どんな名産品や特徴や、観光スポットがあるか調べたいんだって。

 

 

 

 

 

………何か、すごくよくない??

 

こういうこと言ってくる子って…………はじめてだ。

 

 

 

 

 

だったら、出来るだけのこと、したいなって

 

市役所や、SAの観光案内所で

 

 

 

 

















 

 

 

 

 

 

 

もらってしまったたくさんのパンフレット。

 

 

 

 

 

 

観光案内所では、窓口のお姉さんに「実は…」と話すと

「そういうことなら、うちにあるパンフレット、持って帰ってくださいね」って

コーナーの奥にしまってあったらしいものも持って出てくださった。

 

 

 

そんな優しさにもすごく感動で

 

Rくんが少しでも喜んでくれたらいいなあって、

いただいた貴重なパンフレットの整理をしながらにんまり笑ってしまっている。