◆特徴◆
・キウイの中でも珍しい1本でなるキウイ
・別名『ダンディライオン』
・受粉樹が必要ないので、初心者の方でも育てやすくおすすめの品種
・1本の木に雌雄同花がつきますので1本で結実する
・果肉はその名の通り、鮮やかなエメラルドグリーンの色味をしている
・酸味が少なくまろやかな食感、市場でよく出回っているヘイワードよりも糖度は高く、さわやかな風味
◆日照◆日なた
◆耐寒性◆強い(-10度)
◆耐暑性◆強い
◆耐乾性◆弱い
◆耐陰性◆弱い
◆生育適温◆
◆草丈◆
・鉢植え:1~2m
・地植え:2~5m
◆性状◆つる性
・自家結実性あり(1本でなる)
・両性花が咲き、緑系キウイの受粉樹としても使える
・豊産性あり
◆開花時期◆5月中旬~下旬
◆花芽のつき方◆
・春から伸びた新梢の基部の葉腋に花が咲く
・結果した葉腋には芽がつかずに、結果部より先の葉腋にツルの伸びが鈍化した7月頃から翌年の花芽がつく
◆結実次期◆11月上旬~中旬
◆結実年数◆2~5年
◆果重◆約100g
◆糖度◆17度
◆用土◆
・寒さに強い(東北南部くらいが北限)が、キウイは芽吹き後は急に寒さが苦手になる
・春の芽吹き時に寒風が当たらない場所に植える
・乾燥や多湿に弱いので水はけがよく、保水性のあるたい肥とパーライトをよくすきこんだ土に浅く植える
◆水やり◆
・キウイはしおれるほど乾かしてしまうと、水やりしてもすぐに回復しないほど乾燥に弱い
・過湿や過乾燥に弱いので、水やりでは少量ずつこまめに行う
・鉢植え:4月中旬から9月ごろまでは鉢土の表面が乾いたらたっぷり与える
落葉時期の冬は水の与えすぎに注意する
冬は1週間以上鉢土が乾かないこともあり、10月ごろからは鉢土の表面が乾いていても土中が湿っている場合、
鉢を持ち上げて重い時は水やりはしない
鉢土が乾いて鉢植えが軽く感じられるようになったら水やりする
・庭植え:水やりは必要ないが、雨が降らない日が1週間以上続く時はは毎日水を与える
秋になり雨が降るようになったら、水やりは雨にまかせても大丈夫
◆肥料◆
・11月ごろ有機質肥料を与える
・窒素分が少なめに配合してあるものがよい
・2月ごろに速効性肥料を与える
◆剪定時期◆1月~2月
・キウイの棚仕立ては基本的にブドウの棚仕立てと同じになる
・主幹上部の勢いの良いツルを上へ伸ばすように育て、主ツル候補から外れた
下から伸びるツルは早い時期に切り落とす
・時期は春~夏でも大丈夫
・主幹の下の方から出てくるツルは下に捻じ曲げ、切り戻して葉数を増やし、
主幹を太らせるための力枝とする
・棚の上部まで主ツルが伸びたら、横方向に誘引していく
・冬になったら、力枝や脇枝はすべて切り落とし、主ツルも木質化した部分まで
30cmくらい切り戻す
・棚仕立てした場合、葉が込み合い日当たり不足にならない程度に間引く剪定が必要
・冬の剪定や、春から夏の芽かきで茂り過ぎないようにする
・キウイはブドウと比べ、樹勢も旺盛なので、実際には主ツル以外の側枝を
早い時期から切り落として栽培しても、順調に主ツルが上に上ってくれる
・主枝や側枝の基部の芽から伸びるつるは勢いが強く、その先の枝が負けやすい
ので基部の芽は早めに芽かきするか、基部の枝に更新すると良い
・つるが旺盛に茂るので放っておくと日当たりが悪くなるので5~6月に
込み合う枝や主枝の上から出た枝は芽かきする
・6~7月に10節残して摘芯しておくと枝が充実して翌年の花芽がよくつく
◆植え付け、植え替え時期◆
・春:芽吹きは始まる春の植え付けでは根っこを崩さずにそっと植える
・夏:なるべくなら地植えは控え、毎日水やりができるようであれば地植えする
地植え後は根が浅く土に馴染んでいないので毎日から2日に1度のペース
で秋に定期的に雨が降る季節が来るまで水やりを丁寧におこなう
鉢から鉢への植え替えでは根を崩さずに植え替えする
・秋:根がまだ活動をしている秋の植えつけは、乾燥に強く育つと言われる
秋の植え付けは春の植え付けと同様の要領で行う
しばらくで苗木の成長が止まるので、秋の植え付け時の肥料は与えても
与えなくてもどちらでも良い
・冬:12月~3月ごろが植え付け適期、関東以西では12月が最適
10月~梅雨までに植えても結構根付く
芽吹いた苗を植える際は、根を崩さずに植える
◆病気◆強い
・ほとんど心配が要らない
・まれに根頭がん腫病や軟腐病が出たら、がん腫病は部位を切り落とし、
コサイドボルドー水和剤を散布する
・病にはトップジンM水和剤を散布する
◆害虫◆
・発生しやすいので、見つけ次第、その病害虫にに応じた消毒をする
◆増やし方◆
・
◆育て方注意事項◆
・マタタビ科の植物なので猫が寄ってくることがあるので、ねこ除けの
対策等が必要な場合もある
・旺盛に成長するのでこまめな剪定作業が必要