◆特徴◆

・ファールゴールドはイエローラズベリーとも呼ばれる

・黄色いキイチゴで味が良く生食に適した木いちご

・豊産種で強健なので栽培も容易

・結実期間が8月上旬から9月下旬と長いのが特徴

・酸味が少なくマイルドな味で美味しい。甘みが安定して強く感じられる

・ラズベリーはビタミンやミネラル分を多く含む健康食としても近年注目されている

 

◆日照◆日当たりで風の強くない場所。夏は半日陰

・日当たりの良い場所を好むが、西日本などの暖地では午後の暑い日差しを避けるために、半日陰に植えたほうが無難

・夏は高温多湿になりすぎると生育が悪くなるので西日の当たらない場所を選ぶ

 

◆耐寒性◆強い(-20℃)

 

◆耐暑性◆やや弱い

 

◆生育適温◆

 

◆草丈◆直立性・とげあり

・鉢植え:1m

・地植え:1m~1.5m

 

◆性状◆自家結実性あり(1本で実がなる)

 

◆開花時期◆4月上旬~5月上旬

 

◆結実次期◆8月上旬~9月下旬

 

◆結実年数◆1~2年

 

◆果重◆だ円形で4~5g

 

◆果実のサイズ◆

 

◆用土◆

・土壌は特に選ばないが、乾燥と高温に弱いので、水はけの良い肥沃な土壌に植えるとよい

・鉢植えでは赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土
 もしくは市販の培養土に2割のピートモス又は腐葉土を混ぜたもの

 

◆水やり◆

・植え付け時にはたっぷり水をやり、根付いたらそれほど水やりは必要なし

・庭植え:夏に日照りが続くようなときは水をやる

・鉢植え:土の表面が白く乾いたら、底から少し流れ出るくらいに水をやる

 

◆肥料◆控えめ

・2月と収穫後に即効性化成肥料を与える

・11月上旬に有機肥料を与える

・2~3年に1度石灰を与えると生育が良くなる

 

◆剪定時期◆

・枝の先端部に花芽がつくので、基本的には剪定は行わない

・込み合う枝を秋に間引く程度にしておく
・地際から伸びた新梢の葉腋に花芽が分化し、翌年にそれが伸びて花が咲き、収穫した枝は翌年の春までに枯れこむ

 収穫後は早めに収穫した枝を地際で間引き、残った来年の花芽を持った新梢の成長を促す
・地下茎で増えるように地際からシュートやサッカーを伸ばすように生長する

・1年目のシュートは6月頃に先端を切り戻しをし、側枝を出させる

・細い枝は力がないので、間引くように取り除く

・12~3月頃に側枝を1~3節切り戻す
 こうすることでボウボウにならずにコンパクトに維持できて、収穫量が増える

 

◆植え付け、植え替え時期◆

・2月~3月(休眠時期なのでとくに適している)

・9月~11月(ただし、寒すぎる場合は避けておく)

 

◆病気◆とても強い

 

◆害虫◆とても強い

 

◆増やし方◆

・緑枝挿し:緑色の葉が付いた枝を土に挿す
・休眠枝挿し:落葉後の生きた枝を土に挿す

・株分け:4月~5月ごろになると子株が地上に出てくることがあるので、それを切り取って別の場所に植え付ける

・またの緑枝挿しは6月~7月ごろ、休眠枝挿しは2月~3月ごろにおこなうことが可能

 

◆育て方注意事項◆

・マルチングする:根元をピートモス・パワーチップ・藁・落ち葉等で覆うことで乾燥を嫌うキイチゴ類を守ることができる。
・鉢は5~6号で深いものを選ぶ。
・1年おきに、3月(関東以北4月)に植替えるとよい

・根が弱いので10~15年で株が弱ってくる為、新しい苗に更新する