◆特徴◆

・グレンアンプルは、ラズベリーの中でも実持ちが良く、大きい実が特徴

・一般的なラズベリーには枝に細かいトゲがびっしりとついているが、グレンアンプルにはトゲがなく管理も楽

・赤みのある大きな実がなり、しっかり育つと100円玉くらいの大きさにまで成長する

・やせ地でも育ち、寒さに強く、豊産性あり

・病害虫も少なく、よく育つ丈夫な苗なので初心者にもオススメ

 

◆日照◆日当たりで風の強くない場所。夏は半日陰

・日当たりの良い場所を好むが、西日本などの暖地では午後の暑い日差しを避けるために、半日陰に植えたほうが無難

・夏は高温多湿になりすぎると生育が悪くなるので西日の当たらない場所を選ぶ

 

◆耐寒性◆強い

 

◆耐暑性◆高温多湿を嫌う

 

◆生育適温◆

 

◆草丈◆

・鉢植え:1m

・地植え:1m~1.5m

 

◆性状◆自家結実性あり(1本で実がなる)

 

◆開花時期◆4月上旬~5月上旬

 

◆結実次期◆6~7月

 

◆結実年数◆1~2年

 

◆果重◆

 

◆果実のサイズ◆100円玉くらい

 

◆用土◆

・土壌は特に選ばないが、乾燥と高温に弱いので、水はけの良い肥沃な土壌に植えるとよい

・鉢植えでは赤玉土6、腐葉土3、砂1の混合土
 もしくは市販の培養土に2割のピートモス又は腐葉土を混ぜたもの

 

◆水やり◆

・植え付け時にはたっぷり水をやり、根付いたらそれほど水やりは必要なし

・庭植え:夏に日照りが続くようなときは水をやる

・鉢植え:土の表面が白く乾いたら、底から少し流れ出るくらいに水をやる

 

◆肥料◆

・2月と収穫後に即効性化成肥料を与える

・11月上旬に有機肥料を与える

・2~3年に1度石灰を与えると生育が良くなる

 

◆剪定時期◆

・ラズベリーの場合は混合花芽という種類で花芽と葉芽の2つをあわせ持っている

・混合花芽の場合、初夏である7月上旬~中旬から花や葉が作られる「分化期」が訪れる

・一季なり性のラズベリーの剪定は、夏と冬の2回おこなう

・剪定時期は、6~7月に収穫した後の8月ごろと、12月~2月ごろ

・6月~7月にラズベリーを収穫した枝はやがて枯れてしまうため、夏の剪定は8月ごろのなるべく早い段階で剪定しておく

・夏の剪定:枝の付け根部分から剪定用のハサミやノコギリなどで切るようにする

・冬の剪定:前年に生えた不要な枝を、地面ぎりぎりのところを狙って切る

 

◆植え付け、植え替え時期◆

・2月~3月(休眠時期なのでとくに適している)

・9月~11月(ただし、寒すぎる場合は避けておく)

 

◆病気◆少

・うどん粉病

・灰色カビ病

 

◆害虫◆少

・ハマキムシ、ハダニ

 

◆増やし方◆

・緑枝挿し:緑色の葉が付いた枝を土に挿す
・休眠枝挿し:落葉後の生きた枝を土に挿す

・株分け:4月~5月ごろになると子株が地上に出てくることがあるので、それを切り取って別の場所に植え付ける

・またの緑枝挿しは6月~7月ごろ、休眠枝挿しは2月~3月ごろにおこなうことが可能

 

◆育て方注意事項◆

・マルチングする:根元をピートモス・パワーチップ・藁・落ち葉等で覆うことで乾燥を嫌うキイチゴ類を守ることができる。
・鉢は5~6号で深いものを選ぶ。
・1年おきに、3月(関東以北4月)に植替えるとよい