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        ー2024年1月ー 

◆特徴◆

・サザンハイブッシュ系

・白い粉を吹いて熟した実は甘酸っぱく、ジャムやフルーツサラダに

・花、実、紅葉と四季を通じて楽しめる

・収穫量が非常に多く実も大きくなり、その量はこの系統の中でも1.2を争う

・サザンハイブッシュ系品種(南部ハイブッシュ系)は温暖地に適した系統
・地域によって異なるが、この系統は早生性、常緑性、分枝性が強い

 

◆日照◆日なた(耐陰性やや弱い)

・日向を好むのでできるだけ日当たりの良い場所で育てる

 

◆耐寒性◆普通

 

◆耐暑性◆強い

 

◆耐乾性◆弱い

 

◆生育適温◆

 

◆草丈◆

・鉢植え:1m ~ 1.5m 

・地植え:1m ~ 1.5m 

 

◆性状◆

・サザンハイブッシュ系 (直立型)

・1本で一応なる(自家結実性弱い)

 ※サザンハイブッシュ系の別品種のブルーベリーを近くに植えると良い

 

◆推奨受粉樹◆

オニール、サンシャインブルー、ブラッデン、ガルフコースト、ケープフィア、

クーパー、リヴェイル、サンプソン

 

◆開花時期◆3月末~4月末

 

◆結実次期◆5月末~7月中旬

 

◆結実年数◆1~2年

 

◆果重◆ 18~19mm  豊産性あり

 

◆果実のサイズ◆中大粒

 

◆用土◆
・ハイブッシュ系はph4.3~4.8の弱酸性土を好む

・市販の「ブルーベリーの土」を使うと良い

 

 

◆水やり◆

・「ブルーベリーは水で育てる」というくらい水切れしやすい

・気温が高くなる夏に実をつけることと、ツツジ科の植物は根が浅く、

 初夏に水切れしやすいです。
・春夏植えでは特に水やりをしっかり行う

・特にベランダ栽培の場合は水やりに注意!

 ベランダは夜間も温度がこもりやすく、乾燥しやすいので、4月下旬から

 夏にかけては土が良く乾くので、水やりを朝夕2回与えるようにする

 (夕方は鉢の土が渇き気味だったら与える)
・地植えの場合も初夏~9月は過乾燥に注意する
・10月以降は地植えでは水やりは雨任せにし、鉢植えでは土が乾いたら

 たっぷりと与え、土が乾いていないときは水は与えないようにする

 

◆肥料◆

・植え付け1か月後と毎年春先に玉肥を3~5個鉢の周りに埋め込む

・3月:「ブルーベリーがおいしくなる肥料」と「ブルーベリーを丈夫に育てたい」

    を与える

・5月下旬以降:天然硫酸マグネシウム肥料を与えるとクロロシス予防になる

・12~2月:寒肥として有機肥料(油粕や牛ふんなど)を与える

・土壌酸度不足ではクロロシスになりやすいので、適時ピートモスや天然硫酸

 マグネシウム肥料などで酸性土壌を維持するとよい

・植え付けて6週間後から、月に1回の割合で硫安を1株に5~6g与えると

 生育旺盛になる

 

◆剪定時期◆

・1月から2月:休眠期に行なう冬期剪定

・8月から9月:夏期剪定

・夏期剪定は、混み合った枝を切除し、株の内側まで風が通るように心がける

 

◆剪定方法◆

・挿し木苗は樹勢が弱いので若木のうちは太い枝を切り戻しして樹勢を回復させ、

 結果枝の発生を促すと良い

・接木苗は樹勢が強いので自然樹形で楽しめる
・接木苗では株元の台木から伸びる芽は早めに取り除く

・幼木時は、剪定で花芽を制限して樹の消耗を抑えることで、樹を大きくする

 ことを心がけると良い

・植えつけから3年から4年目になると、樹全体が枝で混み合うので、徒長枝、

 交差した枝、枯れ枝、基部から出てくるシュート、サッカー、古い主枝

 を除去する

・ブルーベリーの花芽は、枝の先端からから基部に向かって1/3程度まで着き、

 あと 2/3は葉芽なので、先端ばかりを切り詰めると果実がつかなくなるので

 注意する

・成木になったら、主軸となる枝を4~5本立てて、3年ぐらいを目安に株元から

 出てくる新しい枝と更新していく

 

◆花芽のつき方◆

※図は花ひろば苗木部様より拝借しています

 

◆植え付け、植え替え時期◆

・春:2月3月でしたら根を少しほぐして植える

   3月中旬以降は根をいじらずに植え付ける

・夏:根を崩さずに植え、植え替え後は水切れに注意する

・秋:秋は植え付けベストシーズン。根を少しほぐして植える

   暖地では9月中旬~12月上旬の秋植えが最適

・冬:根を少しほぐして植える

   寒冷地では冬の植え付けは控える

   (寒冷地では2~3月頃に植えるのが最適)

   暖地では真冬に植え付けしても大丈夫 

・鉢増しや地植えの移植は11月か3月に行う

・鉢植え:ブルーベリーの土に植えるか野菜などの培養土とピートモスを

     よく混ぜた土に植える

     根が髭根で根詰まりしやすく、過湿になりやすいので2年ごとに

     土の入れ替えをすると良い

・地植え:pH無調整ピートモスを約3割、堆肥を2割程度よく混ぜてから植える

     根が細かいので毛足が長いピートモスがおススメ
     乾燥予防に腐葉土や完熟たい肥などで10cm以上の敷き厚で

     マルチングをすると良い

 

◆病気◆弱い

 

◆害虫◆ほとんどつかない

 

◆増やし方◆

・挿し木

・接ぎ木

 

◆育て方注意事項◆

・やや病気に弱く根はりも弱いので、接木苗のほうが良い

・とても花芽が多く、若木のうちは花をつけすぎないよう剪定や摘花をすると良い

・冬は落葉せずに越冬することが多く、冬も残っていた葉は春になると落葉する

・接木苗の場合は台木の性質に影響されて紅葉や落葉の性質が変化する

・夏の高温や多湿、根腐れなどが原因で秋冬以外に葉が紅葉することがある

 根の生理障害なので、日陰で育てたり水やりに注意する

 

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②植え替えにつづく♪