2023年現在、地植え10年モノです
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◆特徴◆
・
◆日照◆日向
・基本的には日なたで育てるが、夏の間は激しい直射日光に当たると
弱ってしまうことがある
半日陰へ移動するか、日よけをつくってあげるとよい
◆耐寒性◆弱い
◆耐暑性◆普通
◆生育適温◆品種により、最低温度‐9℃までは耐える
◆草丈◆現在、2~5m
◆性状◆半耐寒性、木本(落葉)
◆開花時期◆不明(果実(花托)の内部に無数の花がつくため、外からは見えない)
◆結実次期◆夏果 6月下旬~7月下旬 秋果 8月下旬~10月下旬
◆結実年数◆2~3年
◆果重◆・・・
◆果実のサイズ◆5cm前後
◆用土◆
・
◆水やり◆
・地植え:路地植えでも9月の上中旬は特に乾燥するので、土の乾き具合を見て
5日に1回程度は水やりする
3月下旬~4月上旬、5月~6月中旬も、年によって乾燥が激しい場合
は水やりする
・鉢植え:4~10月は1日1回、ただし夏には2回行う
冬は7~10日に1回行う
◆肥料◆
鉢植えの場合
・植え付け1年目:5~10月まで1~2個
または緩効性化成肥料10~20gを2回
・2年目以降:冬に油かすを50g、4~10月には毎月、化成肥料を5g程度施す
地植えの場合
・6月上旬:化成肥料30g、7月中下旬にカリ肥料を10~20g施用
・9月中旬~10月上旬:秋肥(お礼肥)として硫安を1㎡当たり5g施す
・12月~翌年1月:有機配合肥料と苦土石灰を1㎡当たり150g施す
・イチジクは生育旺盛なため、肥料をたくさん必要とする
◆剪定時期◆
・秋果を収穫する場合:前年の枝から伸びた新梢にはすべて結実するので、
前年枝をすべて枝元から2~3芽残して切り戻す
・夏果を収穫する場合:夏果は前年に伸びた枝先のわき芽が越冬し、翌年春から
肥大し6月下旬~7月上旬に成熟する
果実は前年枝の先端のほうにしかつかないので、先端部分
を深く切り詰めると果実の収穫はできない
夏果を収穫するには、込み合った枝を間引く間引き剪定
を主に行うようにし、徒長した枝は間引き、1m以上に
伸びた枝は3分の1ほどに切り戻してコンパクトな樹形を
維持する
・夏果と秋果を両方収穫する場合:枝の伸び具合や生長度合いを見て、間引き剪定
と前年枝の切り戻し剪定を併せて行う
◆植え付け、植え替え時期◆
・11~3月
・鉢植えのイチジクは、2年~3年間隔で植え替える
定期的に植え替えてあげることで土の通気性を良くし、根詰まりを防止する
・新しい用土へ移し、古くなっている根があればカットする
◆病気◆
◆害虫◆
・イチジクの大敵はカミキリムシ
木の幹に生みつけられた卵が、孵化しその幼虫が成長と共に木の芯に入り込んで
食害する事で、気づかないうちに木を枯らしてしまう
・幹に穴が開いて虫が入り込んでいないか、時々チェックする事で大きな被害を
未然に防ぐ
・大抵は地面に近い主幹が被害を受けるので、幹周りは特に気をつける
・4〜5月は被害が出やすいので、注意する
・もし穴を見つけたらスプレー状の殺虫剤を穴に噴射する、もしくは穴を
キリなどで掘り進めて幼虫を捕殺する
・退治した後の傷口は、トップジンMなどの基幹防除剤を塗って病気の侵入を防ぐ
◆増やし方◆
・挿し木
◆育て方注意事項◆
・イチジクは寒さが苦手で、品種によっては10℃以下の環境になると枯れてしまう
ことがある
・とくに寒冷地で地植えする場合は、株を不織布で覆って風よけをつくる、
藁やマルチを敷いて土を保温するなどして、寒さ対策をしっかりと行うと良い
・鉢植えの場合は、屋内に移動させて冬越しすると良い
・暖房の風が当たらず、気温が上がりすぎない場所で管理する