◆特徴◆

・「煌月」は矮性品種なので低木に育つ

・パパイヤは生育が非常に早く、年間を通じて収穫できるので、

 熱帯各地で多く栽培されている

・煌月(こうげつ)は大玉の早生品種

・果肉色は橙赤色で糖度は12度前後
・完熟させてフルーツ用にもでき、青刈りで野菜用でも楽しめる

 

◆日照◆

・日光がよく当たる場所で管理する

・日照が不足すると間のびして花数が少なくなる

 

◆耐寒性◆

・やや弱い(6℃)

・12度以下で生長が止まるので、10月下旬から4月までの期間は室内で栽培

 

◆耐暑性◆普通

 

◆生育適温◆23~28℃(生育温度12~35℃)

 

◆草丈◆

・鉢植え:1~1.5m

・地植え:1~3m

 

◆性状◆常緑多年草(自家結実性あり)

 

◆開花時期◆5月末~9月末

 

◆結実次期◆7月~11月

 

◆結実年数◆2~3年

 

◆果重◆小実 840g  豊産性あり

 

◆果実のサイズ◆・・・

 

◆用土◆

・水はけのよい用土が適している

・赤玉土小粒7、腐葉土3の配合土などが標準だが、過湿を嫌うので、

 10号鉢くらいの大きな鉢を使う場合は、赤玉土は小粒と中粒を等量に混ぜて

 使うとよい

 

◆水やり◆

・鉢土の表面が乾いてから水を与えるが、冬は乾かし気味に管理する

・過湿にすると根腐れを起こすことが多いので注意する

 

◆肥料◆

・4~10月

・春から秋にかけての成長期に、チッ素、リン酸、カリの三要素が等量か、

 リン酸がやや多めの肥料を規定量置き肥として施す

・生育適温の23~28度になると生育旺盛になり、成長と結実が同時進行で

 進むので、肥料が切れないように、3月下旬~11月の間は月1回程度、

 緩行性化成肥料を与える

 

◆剪定時期◆

・剪定は基本的に行わない

・樹形を乱す不必要な枝を落とす程度で大丈夫

 

◆植え付け、植え替え時期◆

・植え付け適期 4~6月

・生育が非常に早く、根詰まりすると成長が衰えるので、

 1年に1回以上は植え替えを行うようにする

・パパイヤは加湿を嫌うので、排水性の良い土壌改良をしたり、また

 難しい場合はかさ上げして植え付ける

(水はけが悪いと途端に生育不良になる)

 

◆病気◆

・うどんこ病
 日照不足や風通しが悪いと発生しがち

 

◆害虫◆

・アブラムシ
 日照が不足すると、枝先に発生することがある

 

◆増やし方◆

・たねまき

 

◆育て方注意事項◆

傷んだ葉の整理:古くなって黄色っぽくなってきた葉は切り取る。

 そのままにしておくとうどんこ病やハダニが発生しやすくなる。

・切り戻し:大きくなりすぎた株は、地際から30cmほどの位置で

 切り戻すことができる。

 ただし、そのままだと切り口から腐ってしまう可能性が高いので、

 切り口にペースト状の殺菌剤などを塗っておく。

・家庭栽培を行う際は、必ず鉢植え栽培が良い

・12度以下で生長が止まるので、10月下旬から4月までの期間は室内で栽培する

・パパイヤは、12℃以下で生長が止まる
・収穫目安は開花後60~120日くらいで着果時~収穫までの気温で熟す期間が

 変化する

・8月下旬以降に咲いた花は寒さのために果実が十分肥大しない