2023年12月現在 4年生苗
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◆特徴◆

・宝珠(ほうじゅ)は、生産量が少ない、ポポーのレア品種!
 幻の果実と言われるポポーなのに、さらにその幻の品種である
・日本国内で「サンフラワー」や「タイ・ツー」などの品種から偶然生まれた

 実生品種である

・ポポーは北米原産でカスタードアップルとも呼ばれている
・栄養成分も豊富で病害虫に強く、東北から九州の広い地域で栽培可能
・温帯果実だが耐寒性が強いので寒い地域でも栽培可能

・ポポーの樹皮や種子、新葉にはアセトゲニンといわれる強い殺虫成分が

 大量に含まれているので、害虫に対しとても強く、無農薬で栽培できる果物

 とされている

・花は釣り鐘状で大きく、1つの花に雌しべが数本あるので、1花から数果結実

 することもある

 

◆日照◆日なた~半日陰

 

◆耐寒性◆強

 

◆耐暑性◆普通

 

◆生育適温◆

 

◆草丈◆

・鉢植え: ~1.5m位

・地植え: 2.5~4m位

 

◆性状◆落葉樹(自家結実性あり)

 

◆開花時期◆

・4月下旬(ポポーの花は両性花だが、雌しべが雄しべより先に熟す)

・おしべを取って冷蔵しておき、めしべに人工授粉させるとよい

 その際、雨の日など湿度の高い日が受粉しやすい

・1か所に数個の実がついている場合は、多くても2個くらいに摘果する

 

◆結実次期◆9月上旬~

 

◆結実年数◆

・地植え:4~5年 

・コンテナ植え:3~4年(7号鉢以上)

◆果重◆

・350~380gの大玉品種

・糖度も高く、実付きも良い

 

◆果実のサイズ◆・・・

 

◆用土◆

・水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば土はあまり選ばない

・一般的な市販の用土を用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を

 用いる

 

◆水やり◆

・若木のうちは乾燥に弱いので水切れしなようにしっかり水を与える

・8、9月は朝夕2回、たっぷりと与える
・1週間以内の外出なら大きな受け皿(プラケース)などに水を入れ鉢を

 水につけておくとよい
・根づまりをすると根が水を吸い上げにくくなるので、6月頃にひと回り

 大きな鉢に鉢増しするとよい
・冬は土が乾いたら日中に少量の水を与える

 

◆肥料◆

・地植え:2月と10月

・鉢植え:2月、5月、10月

 有機質肥料か速効性化成肥料を施す

 

◆剪定時期◆

・適期は12月から2月

・前年枝の基部に花芽をつけるので、長すぎる結果枝は簡単に切り詰め、

 コンパクトに収めることができる

 

◆植え付け、植え替え時期◆

・11月から2月

・根詰まりを防ぎ通気をよくするのが目的で、鉢の大きさ、生育具合より

 通常2~3年に1回は植え替えが必要

 

◆病気◆なし 無農薬で育てられる

 

◆害虫◆なし

 

◆増やし方◆

・接ぎ木

・根ざし

 

◆育て方注意事項◆

・(ポポーの結実・受粉について)
 人工受粉をおすすめ。ポポーの花は両性花だが、雌しべが雄しべより先に

 熟す。
 花数が多く、一斉に咲かなかった場合は、1本でもよく結実するが、

 基本的に人工受粉を行ったほうが良い。
 先に開花した花の、熟した雄しべを紙に包んで冷蔵庫に保存し、
 あとから咲いた花の雌しべに受粉させると、確実に結実する。