太陽の子/灰谷健次郎 | 十年も二十年も

太陽の子/灰谷健次郎

灰谷 健次郎
太陽の子

今日 灰谷健次郎さんが亡くなられました


大好きでした


小学生の頃
「太陽の子」が課題図書になり
扱っている内容が重くてとても読みきれず挫折しました


中学生の頃
「兎の目」を父の通勤本から拝借し
またもや読み切ることなく挫折しました


高校~大学の頃にどっぷりはまり大好きでした


子どもに対する視線が
とてもやわらかくそして時には厳しく
愛に溢れていました


確か 新潮社から出版をしていたのですが
いつだかの少年犯罪者の実名報道で出版社に猛抗議し
氏の出版物をすべて他社に移すことにされたほど


だけどその当時の私は
「加害者少年も保護されるべき存在」
と言った氏の発言を受け入れることが出来ませんでした


それからしばらく
氏の作品を読めなくなっていました
最近では「天の瞳」がドラマ化されたことが有名ですね


もう新しい作品を読めなくなると思うと
とてもかなしく寂しい気持ちでいっぱいです


心よりご冥福をお祈りいたします