一本松第2緑地でキティ新幹線を見送ってから国道2号線に戻り西に車を走らせ、姫路市西郊にある姫新(キシン)線の撮影地に向かいます。

各地の撮影地情報を掲載してる『お立ち台通信』には、姫新線姫路口の撮影地もいくつか載ってて、Google Mapで近くに駐車スペースがありそうな場所を探して向かいました。
が、実際に着いてみると止めれそうな場所はなく、暫く近くを車で流してみましたが、やはりどこにも見つからず、諦めて相生市とたつの市の市境にある山陽本線の撮影地に向かうことにしました。

国道2号線で竜野(タツノ)駅前を過ぎて暫くすると大門交差点があります。国道2号線はその先で立体交差となり大門交差点の先で側道が分岐するので側道へ。側道の先の信号を左折して県道442号線へ。左折してすぐに登り坂になり、登りきったとこが跨線橋で、そこが撮影地。
JR西日本の旅客列車や智頭急行の「スーパーはくと」も撮れますが、基本的には長大編成の貨物列車を俯瞰撮影する場所です。

先客が2人、跨線橋を渡ったすぐの場所でカメラを構えてました。私は2人のさらに南側でカメラをセッティング。
山陽本線は跨線橋の手前で右にカーブしてるので、私の位置からは貨物列車なら先頭の機関車と次位の車両は上から左側面を、それ以後の車両は斜め直線状に上から撮れる場所。斜めではなくまっすぐな直線状に撮るには架線柱が鬱陶しく見えたので、少し北に寄りました。
が、先客2人の位置からなら北に寄りすぎな気がする。貨物列車を狙うには編成の後ろが切れてしまうのに、なぜあの位置? それとも何か別の意図が? そんなことを考えてたら列車が接近してきたのでカメラを覗き込みます。
ん? あんな色の機関車がJR貨物にあるのか?

先客2人があの位置に立ってた意味と、私の位置取りが間違ってたことをその瞬間に理解したのでした。




やってきたのは貨物列車ではなく、トワイライトエクスプレス瑞風! 時刻表には載らないツアー列車扱いなので完全に失念してました。
この編成長なら先客2人の位置なら引き付けて大きく撮れます。私の位置からなら上の写真のような構図で、雑誌や報道用写真ならともかく、私のような撮り鉄が撮る写真としてはズームしてもまとまりの悪い写真となります。
写真上が竜野駅、姫路駅方面。手前が相生(アイオイ)駅、岡山駅方面。
このブログを書いてる時点では当時のトワイライトエクスプレス瑞風のダイヤは不明ですが、撮影時刻は12:42。

跨線橋の近くには駐車スペースはありませんが跨線橋の北側の歩道はかなり広く、段差のない箇所がいくつかあり、普通車ならそこに止めても歩行者や自転車の通行スペースは確保されます。もっとも歩道なので長時間の駐車は厳禁です。


国道2号線を更に西に進み有年(ウネ)駅前を過ぎ、有年原交差点を右折してすぐにある撮影地に向かいます。
が、着いてみると雑草や灌木で思ったような構図で撮影できる場所がない。これが遠い場所ならそれでも撮影したんだろうけど、ここならその気にさえなれば日帰り圏内なので無理せず次の撮影地へ移動することに。


次の撮影地は船坂峠の手前。
船坂峠付近には幾つか撮影地があり、20年近く前にも来たことがあり、今回はその時とは違う場所で撮りました。
国道2号線を西に進み「赤穂国際カントリークラブ」の看板を過ぎ、最初の三差路を右折して県道5号線へ。すぐに左側に上郡変電所があり、撮影地はそのあたり。
私がカメラを構えたのは県道5号線に入りすぐにある三差路を左に入ったとこです。



写真左手が三石(ミツイシ)駅、岡山駅方面。右手が上郡(カミゴオリ)駅、姫路駅方面。
写ってる列車は20:56仙台貨物ターミナル駅始発、14:53姫路貨物駅発、5071列車福岡貨物ターミナル駅行き。牽引機関車はEF210直流機関車。撮影時刻は15:30。
アウトカーブから列車を真横から撮ることになるので列車自体はこのように小さくなるし、貨物列車は編成全体が写らないので、撮影地としては好みが分かれる場所です。
あと、この時は空全体が厚い雲に覆われて全体的に暗い写真になりましたが、晴れてる午前中なら明るい写真になったと思います。


国道2号線に戻り岡山県に入り、吉井川の堤防に出たとこで右折して県道79号線へ。しばらく吉井川沿いを走り弓削橋が見えたら左折して弓削橋を渡りすぐに右折。右前方にに山陽本線の吉井川橋梁が見えてくるので、そのあたりがこの日最後の撮影地。
過去にも撮ったことのある場所で、岡山県内の山陽本線の撮影地としては有名な場所。




写真左手が万富(マントミ)駅、岡山駅方面。右手が熊山(クマヤマ)駅、姫路駅方面。
写ってる列車は上は16:44岡山駅始発、17:06万富駅発、普通列車の姫路駅行き。使用車両は113系直流電車。撮影時刻は17:08。後追い撮影。
下は19:55仙台貨物ターミナル駅始発、16:16姫路貨物駅発、5085列車広島貨物ターミナル駅行き。牽引機関車はEF210直流機関車。撮影時刻は17:46。岡山貨物ターミナル駅着が17:51なので10分前後、或いはそれ以上の遅延です。

吉井川橋梁は熊山駅側に渡った先が左カーブしてるので、踏切の下流側では貨物列車のような長編成だと写真のように後部が切れます。
踏切の上流側ならインカーブとなるので、この位置より編成全体をフレームに取り込めます。

踏切の下流側の路肩が広くなってるので、そこに車は駐車できます。ただその路肩は踏切前の待避スペースでもあるので、通行量次第では駐車できないこともあるのでご注意を。


吉井川橋梁での撮影後は晩飯を食べるために岡山駅前のイオンモール岡山へ。
事前に岡山のB級グルメをググったら「豚蒲焼」というのが出てきて、イオンモール岡山のフードコートに出店してるとありました。
地元のイオンモールはトイレしか利用したことないのに、他県のイオンモールやAEONはけっこう買い物や食事に利用してます(笑)。



かばくろイオンモール岡山店の「ぶたかば重2枚のせ」。ご飯大盛り+100円で1,154円(税込)。
豚肉のカットのしかた、焼き目の色やニオイも鰻っぽい。視覚と嗅覚は期待値MAXです。
箸で一切れ持ってみると、柔らかさと黒い皮がないので当然ながら鰻との違いは一目瞭然。



肝心の味はと言うと、ちょっと表現に困る味ですね。美味いか不味いかという単純な表現でよければ、美味いです。当然ながら鰻よりかなり淡白な味で噛みごたえは、鰻のようなフワリとした柔らかさはなく豚肉のしっかりとした噛みごたえです(笑)。

やはり豚肉に鰻の代用はムリだわ。それを理解して豚肉料理として食べるなら、面白い発想の調理法ですね。
私は気に入りました。機会があればまた食べたいですが、好みは分かれる料理ですね。