呉線の撮影は今回が二度目になる。前回は三原(ミハラ)駅から西に向かったが今回は逆。
今回のスタートは呉(クレ)駅北西にある二河川(ニコウガワ)東踏切から。その名の通りに二河川の東岸にある踏切で、広島方面からの列車が二河川に架かる鉄橋を渡るのを撮影する場所です。
踏切からはすぐ東にある呉駅の構内が見渡せます。だからこの踏切を通る列車は呉駅停車のためスピードを落としてるので、シャッター速度は遅めで撮影可能。この日は雪がチラつく曇り空で、しかも朝8時前後の撮影なのでこの撮影条件は助かります。


写真奥が川原石(カワライシ)駅、広島駅方面。写真手前が呉駅方面。
写ってる列車は05:59糸崎駅始発、07:56呉駅発、快速列車広島駅行き。使用車両は227系直流電車。撮影時刻は07:57。後追い撮影。


07:51広(ヒロ)駅始発、08:02呉駅発、普通列車広島駅行き。使用車両は115系直流電車。撮影時刻は08:03。後追い撮影。
なおこの二河川東踏切周辺には駐車スペースはもとより、車を止めれる駐車場を持つコンビニや量販店もありません。
私は二河川の対岸にある山中第2ホテルに泊まったので、チェックアウトの際に事情を話してホテルの駐車場に撮影終了まで車を置かせてもらいました。


国道185号線を東に向かいながら途中に撮影できそうな場所をチェックしたのですが、草木の成長等で視界が遮られたりでなかなか撮れる場所がないまま竹原市に。
途中の道の駅『たけはら』に土産物を買うために寄ったら駐車場が満車状態。最近は人気の道の駅ではこういうのが多いです。
道の駅はドライバーが安全な運転を続けるために、食事や休憩、仮眠をとる場所を提供するのが本来の目的だと思うんだけど、最近はむしろ地域の活性化や観光客誘致を主たる目的とした道の駅が増えてますよね。
少なくともこの日の道の駅『たけはら』の駐車場は、ドライバーの快適な休憩には程遠い状態でした。


呉線沿線には瀬戸内海の島々や四国へと渡るフェリーや高速船が発着する港がいくつかあります。次の撮影地はその1つの忠海(タダノウミ)港です。
鉄道とは関係ない話になりますが、平安時代末期に朝廷から瀬戸内海の海賊討伐を命ぜられた平忠盛(平清盛の父)がこの一帯を平定し、自らの名を2つに分け北側の浦を忠海、南側の大三島の浦を盛と名付けたのが、この忠海の地名の由来です。


写真左手が忠海駅、呉駅方面。右手が安芸幸崎(アキサイザキ)駅、三原(ミハラ)駅方面。
写ってる列車は11:30三原駅始発、11:48安芸幸崎駅発、普通列車広(ヒロ)駅行き。使用車両は113系もしくは115系で、どちらだったかは確認できなかったです。撮影時刻は11:54。
撮影場所は忠海駅前の国道185号線を安芸幸崎駅方面に進んですぐの興亜橋を渡ったとこの信号交差点を右折。道路は呉線の踏切を渡れば忠海港の護岸の上になるので、そのまま進んで好みの場所から。
駐車スペースはありません。地図で駐車場となってる場所は忠海港発着の航路の利用者専用です。私は近くのコンビニで昼食ついでに止めさせてもらいました。


同じ場所からの撮影です。10:02広島駅始発、12:08忠海駅発、快速列車『瀬戸内マリンビュー』三原駅行き。使用車両はキハ47系気動車。撮影時刻は12:10。瀬戸内マリンビューは呉線を走る観光列車。

上の広駅行き列車と瀬戸内マリンビューとの間に、ちょうど忠海港をフェリーが出港したのでついでに撮りました。


出港前の人や車が乗下船中。撮影時刻11:57。



出港直後。撮影時刻12:00。



フェリーと入れ違いに入港してきた高速船、というより高速艇ですね。撮影時刻12:08。
広角レンズならこうした船舶と列車を絡めた写真の撮影も可能ですが、どちらもかなり小さく写ることになると思います。