津波の被害を受けた石巻市渡波地区

渡波地区には大きな川は流れていない。山側にある溜め池から流れる水が、田んぼの中の用水路を流れて海に注いでいる。平らな土地で坂道はない。

渡波の地名の由来が、渡波駅の前に案内板として掲示されている。

$特急22のブログ

曰く、『地名の由来については、万石浦の入り江口で、波が折り返していたために砂丘が生じ、それが陸地化していった土地で、初めは「波折渡之渚村」と称していたことから「渡波」と名づけられました。』となっている。「波折渡之渚村」とはなんか響きがいいと子供のころから感じていた。

で、渡波駅の周りは、駅ができる以前「新田町」という地名があったようだ。砂州を開墾して田んぼにしたから新田?なんでしょう。

また、渡波駅より山側の土地に「旭ケ浦」「沖曽根」「沖ノ松井」という、海を連想させる地名がある。さらに山側には、「根岸」という地名が…

今回の津波は「根岸」という地区で止まったそうだ。駅よりずっと山側。
昔の人は、ここが「岸」だったという意味でこんな地名にしたのか?「際」という地名も、山際ではなく波打ち際の意味だったのかも…いろいろと想像は膨らむ。

それで、渡波駅の改修は、着々と進んでるようです。まだ踏切に、棒がついていなかったが・・・春からは石巻線の折り返し駅になりそうです。

$特急22のブログ

$特急22のブログ
2012年2月11日撮影