佐倉市にある飯野城に登城しました。印旛沼に面した台地上に立地する南北に細長い単郭の平山城です。城主・歴史などは何も分かりませんが位置関係から見て本佐倉城もしくは臼井城の支城で印旛沼を介して対岸の師戸城と連携して沼の水運・敵の監視を行ったのではと見られています。東西に二つの虎口があり、堀はないもののL字型に折り曲げられた喰い違い坂虎口的な造りとなっており敵が直進できないような工夫が見られます。現在は野鳥の森公園となっており写真のような野鳥観察舎が建てられていたため中に入りしばらく野鳥監視を行いましたが1羽も発見できませんでした。ただ、鶯の鳴き声は聞こえたため気長に待てば出会えるのではと思われます。