こんにちは、とっくんです。
今朝、日経新聞で町内会の記事を読みました。
「町内会存続へ自治体手助け 回覧板DXや独自条例」という記事です。
読みながら、思わず「そうそう、それ!」と声が出そうになりました。
■町内会の加入率、じわじわ下がっている
記事によると、町内会の世帯加入率は2010年度の78.0%から、2020年度には71.7%まで下がっているそうです。
北海道の室蘭市では、ピーク時に94.5%あった加入率が56.3%まで落ちているとのこと。
町内会が抱える課題のトップは「役員・運営の担い手不足」で86.1%。
「役員の高齢化」も82.8%あります。
後任が見つからず、休会になった町内会もあるそうです。
うーん、わかる気がします。
共働きの家や一人暮らしの人が増えて、昼間に家にいない人が多いですよね。
回覧板を回そうにも相手が不在、という話はよく聞きます。
■うちの地域の「輪番」事情
うちの地域でも、いろいろな当番が回ってきます。
回覧板はもちろんですが、地味に大変なのが粗大ゴミの袋のセットです。
これも輪番制になっていて、自分の番が終わったら次のお宅へ持って行きます。
……これが正直、面倒なんです。
近所とはいえ、わざわざ時間を作って届けに行く必要があります。
仕事から帰ってきた夜に行くのは気が引けるし、土日は土日で予定がある。
行ってみたら留守で、また出直し……なんてこともあります。
ご近所付き合いが嫌なわけではありません。
ただ、「これ、本当に紙と手渡しでやる必要ある?」とは思ってしまうんですよね。
■電子回覧板、いいじゃないですか
記事では、東京都新宿区の町会が電子回覧板アプリを入れた事例が紹介されていました。
スマホやタブレットでお知らせを見られるようになり、会長さんはこう話しています。
「回覧板を回す手間が減り、いつでも情報を閲覧できるようにしたことで町内会の活動に関心を示す若者も出てきた」
これ、すごく大事なポイントだと思います。
町内会に興味がないわけではなく、参加の仕方が今の生活に合っていないだけの人も多いのではないでしょうか。
スマホで見られるなら、通勤電車の中でも寝る前でもチェックできます。
さらに、運営資料をアプリ内に残せるので、役員の引き継ぎも楽になったそうです。
仕事でプロジェクト管理をしている身としては、ここにとても共感しました。
引き継ぎ資料が紙の束で、しかも一部しか残っていない……というのは、どんな組織でもつらいものです。
■粗大ゴミの袋もデジタル化できないかな
回覧板はアプリでなんとかなりそうです。
では、粗大ゴミの袋のような「モノ」の輪番はどうでしょう。
たとえばこんなやり方が考えられます。
・袋を集会所や決まった場所に置いておき、使う人が取りに行く
・アプリで「今月は○○さんが担当」と通知が来るようにする
・そもそも自治体のオンライン申し込みに一本化する
最近は粗大ゴミをネットで申し込める自治体も増えています。
「次の人の家に持って行く」という仕組みそのものを見直すだけで、ずいぶん楽になりそうです。
■とはいえ、つながりは大事
一方で、記事では専門家のこんな指摘もありました。
「デジタル化や条例だけで活動を盛り上げるのは限界がある」
たしかにそうなんですよね。
記事の冒頭では、7月の熊本地震のときに町内会の役員さんが近所の安否確認をしたり、避難所で水を配ったりしたという話が紹介されていました。
いざというときに頼りになるのは、やっぱり顔の見えるご近所さんです。
だからこそ、面倒な部分はデジタルに任せて、人と人のつながりは残す。
これが一番いいバランスなのではないかと思います。
回覧板を届けに行く手間がなくなれば、そのぶん気持ちに余裕ができます。
道で会ったときに「こんにちは」と気持ちよく挨拶できるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。
■まとめ
町内会そのものは、防犯や災害のときに大切な役割を持っています。
ただ、今の運営方法は昔の生活スタイルが前提になっていて、共働きや単身の世帯には負担が大きいのが現実です。
私の住んでいる地域でも、電子回覧板が導入されたらうれしいですし、粗大ゴミの袋の輪番も見直してほしいなと思っています。
みなさんの地域では、回覧板や当番はどうなっていますか?
「うちはもうアプリだよ!」という方がいたら、ぜひ教えてください。
それでは、また。