昨日の続きを勝手に書いておこう(笑)

 

翌日。

 

「やほー!おはよ~。」

なるべく明るく積極的に割り振られたポジションに向かって行く。

「○○先輩、今日ってトム先輩居ないんですか?」「うん、今日は免許の書き替え~。」「マジですか…!?」「マジだけど、それがどうかしたの?」「先輩、ポジション表見てこなかったんですか?」「見てないけど…」作業テーブルの清拭をしながら私の次のポジションの後輩がやたら心配そうな顔をするので、自然に清拭の手が止まった。

「え?何?そんなにえげつないポジションなの?」「……。」後輩の視線が私の後ろをちらりと見て口をつぐむ。くるりと首だけ後輩の視線を辿る、と、其処には、腋臭くんがペースメーカーのポジションに入ってくるではないか!逆の向こうの方に作業長代理のFさんんが私に向かって両手を合わせて拝んでいる。「Fめ~!!!!!!?」と、頭の中では思ったが此処で泣いたら女が廃る!ニッコリ笑って「おはよ~、腋臭くん!」「おはよう…。」「なんっか、暗いね。どうしたの?…ウッ」朝から遅刻気味に防塵服を着ていたから大丈夫かな、とは思っていたものの、こういう観察眼で外したことが無い匿名希望。「今、ウッって言った?」だってもう朝から汗かいてるからいつもより、”臭!パワーアップ!”…してるからさ。「いや、今日、朝ごはん食べすぎちゃってさ~。」笑顔は崩さず、誤魔化して、スッとティッシュを差し出して「一日の始まりは清拭でしょ!?」と、軽~くジャブをかわす。ついでに自分のポジションのイソプロピルアルコールを限界までビシャビシャに出して、匂いをカット!そして、「今日一日だけ!一日だけ!」と自分を何とか発奮して「判ってるだろうけどMV3000で目標950だから。」「了解~!MV3000で目標950ね~!」後ろに声をかけると、早速、腋臭くんが突っかかってくる。「なんで復唱してんの?」「え、腋臭くん、声小さいもん。14セクション、イヤイヤせめてポジションSの先頭までは聴こえないとでしょ?」「もういいよ、はじめるよ。」「よろしくお願いしま~す!」「「「「お願いしまーす!」」」」

 

…地獄の一日がはじまった。

そして時間はループして、4月15日の日記の始まりになる、と。

もう、ここまでくると、腋臭アレルギーっていうか、恐怖症?

だから、申し訳ないけれど、匿名希望。に近づく時は、腋臭対策をお願いします。

 

腋臭くんのことだって、本人が本当に努力してるなら、もっと違う結末になってたと思う。

自分は楽しといて、腋臭のことになると脅して黙らせて、正直、最低。

彼には「通販生活」」でたまに取り上げている「ビフレデー」でもプレゼントしたかった。

「余計に刺激するだけだからやめろって!」ってトムくんが言うからやめたんだけどね。

 

今回は腋臭被害だったけど、香水プンプンとかも本人が思うより深刻な危害になる事があるし、部位が違うだけで、足が強烈な人も居るし…トムくんは彼氏だったのだけれど付き合いはじめが冬だったので気にしないでいたら、季節が夏にシフトして暖かくなると足の臭いがヤバかったので、そして、本人は全然気にしていなかったので、一度、暑い日に昼寝しているトムくんの蒸れた靴下をそっと脱がせて気持ち良く眠っているトムくんの鼻先にチョイッとやったらアラ大変「グ…う…グェグエゲホゴホ、ヲエエ!…なんっじゃ!?今の!?」と、自分の匂いに飛び起きて噎せるトムくん。

「トムくん、起きた?」してやったりの匿名希望。。

現実が読めないでいるトムくん。

目の前で今脱がせた靴下を匂ってみる。

軽く意識が飛んで「う~ん…」と、ベッドに倒れる。

「アホかお前は!」怒るトムくん。

「…でも自分のでも激臭でしょ?」

「お前のだって似たような匂いがするだろうが!」

「や~ん!」私の足を掴むトムくん「”や~ん”じゃねえ!…ん?」

「や~だ、そんなにクンクン匂わないでよ(笑)」余裕の匿名希望。。

「なんで?」「ん?」「なんで匂わねぇ?」「そりゃ、女だからきちんと対策してるもんw」

「」「いやマジで。」「なんかいい匂いするし?」「だから対策してるって言ってるでしょw」

「教えてくれ!」…というやり取りの末に毎日お風呂に入ったらキレイにするべき部位や匂わない男になるアイテムなど教示してみせると、会社でも「トム先輩って他の男性より匂わないですよね。」「むしろいい香り?」「○○先輩の彼氏になると爽やかくんになるんですねぇ。」と、影で女子の評価アップのトムくんでした。

 

…なんていうエピソードがあるので、男性諸君!お風呂は脇や股間に足指の股など汗が溜まりそうなところをキレイにする場所なので頑張って磨いてください。

特にこれからは暖かくなる季節だから、ベビーパウダーを汗だまりしそうな部分にハタハタと叩き込んでおくといいですよ。ベビーパウダーという名前が気になる人は彼女にでも買ってきてもらいましょう。意識改革ができて”匂わない漢”が出来たら彼女からの冷めた視線も再燃するかも。

自分の匂いが気にならない人は、まあ、自分のTシャツの脇のところが黄ばんでないかチェックして、ついでに自分の靴下も匂ってみましょう。此処に書いてあるコトにギクリとする人は、香水とかは早い。まずお風呂で脇と股をぺかぺかに洗いましょう。香水なんてさらに向こうのレベルの人が使うものだよ。ベビーパウダーの匂いでも香らせときましょう。

 

世界中の男に言いたいですね!

 

「スメハラしてないか気をつけろ!」

 

え?もうこんな時間?

お…お風呂に入ってきま~す!

ではでは!