ラボ主浅沼です。
プレゼン講座をやってましたが、その中での気づきの話です。
6人の参加学生にプレゼンの基本を教えつつ、彼らのプレゼン内容を一緒に考えていたんだけど、
結構面白いのに荒削りで、
思考パターンがやっぱりちょっとシンプルすぎて、
流れは綺麗だけど引っかかりの少ないプレゼンになってしまいそうだった。
そういうところに、
方向性は変えずにフックを作るアイデアに彼らが自分で気づけるようなアドバイスをするのは本当に難しい。
でも割と自分はそれが得意な方だと思う。
知識と経験は僕の方が圧倒的に多いので、当然だろうと思われるかもしれないけれど、実際にやってみると答えへの糸口となるヒントを与えるのではなくて「答えに繋がる糸口に自分で気付けた!と彼らが思えるようなところに誘導する」のはなかなか高度な知的行為だとわかると思う。
要は、「教えてもらった」ではなくて、「自分で気付いた」と思えるような。
まぁ思い込みかもしれないけど、自分ではそんな気がしてる。
これはきっと知識の使い方の1つだと思うのだ。知識そのものはコモディティ化して、価値を失いつつある。だから「知ってること」にはもちろん価値はないし、「知ってることをただ吐き出すこと」にも価値は無い。
でも、知りたいと思ってる人に知識をカスタマイズして教えることや、自分で学びたいと思う人をその入り口まで誘導することには多分これからも価値はある。
そしてそれをするには自分も結構幅広いジャンルのことをインプットしつつ、相手のパーソナリティを見極めて対応して、その人の狙ってるアウトプットにその人自身が落とし込めるように寄り添う必要がある。
これは多分誰にでも出来ることじゃないと思う。もし自分に少しその適性があるとしたら、と考えると、なんかちょっとワクワクっとしてきた。
では。