☘活字中毒のアジェンディスト占い師・Tokiwa

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中学初期の一時期、
あだ名がハナクソで、
接触を異様に避けられて、
ストレスで給食をリバースして、
それでも学校を休みたいと言えず、
家の中も居心地が悪く、
ささやかに自傷してみたり
（すぐやめたけど）
勉強や読書でよふかししたりしてた。

そんなある日、
まだ存命だったアンディ・フグの
必殺のかかと落としをテレビで観て、
格闘技に、旧K-1に、
視界がさっと開けるような、
カッコよさを感じた。

ミルコ・クロコップの、
いやミルコ様の←
ハイキックにときめいた。
ジェロム・レ・バンナの、
いやバンナ様の←
無冠の帝王という称号に悔しくなった。
レイ・セフォーのノーガード戦法に、
男気を感じてシビれた。

接触を異様に避けられることによる、
疎外感とか、ストレスとか、
マジでどうでもよくなって、
むしろ干渉されないことに気楽になり、
次の旧K-1のテレビ放送を
楽しみに待ってる自分がいた。
（そのうち、なぜか避けられてたはずの男子と
格闘技の話で盛り上がってる世界線にもいた）

私の学生生活を、
格闘技が、幾多のファイターたちが、
テレビの向こうで支えてくれてた。

旧K-1をはじめ、
格闘技がよくテレビ放送されていた頃で、
K-1 WORLD MAXが始まってはしばらく観てて、
PRIDEも何度か観てみた。

私はもともと総合格闘技より、
立ち技オンリーのK-1やボクシングが好き。
と、いいつつ、
たぶん今後も変わらない、
私が人生で一番心に残ってる一戦は、
2002年6月23日の「PRIDE.21」で観た
ドン・フライvs高山善廣戦。

この一戦がずっと心に残ってる理由を
言語化してみて分かったんだけど
私はきっと、
「正々堂々としていること」
これがしっくり来るんだと思う。

格闘技でも、八百長試合なんて
時には噂されるものがあったりもしたけど、
それすらも四角いリングの上では
明るみになることが
清々しいくらいに好きだったのだ。

私は日々発信をしてたり、
ライブ配信を仕事にしてた頃にもずっと、
「いま私は正々堂々としているのか？」
という問いは、持ち続けている。

ただ言われっぱなしだったり、
やられっぱなしだったり、
そこで自己主張をするというのは
ほんとに苦手で
言い返さないことが大半だったけど
自分で咀嚼して言い返さないことを選ぶか
ただ言われるがまま流されるだけなのは、
かなり受け取りかたが変わる。

もちろん、捨て身で届けて、
届かなかったり、さらにいろいろ言われたり、
後から心が折れたことはたくさんある。

それでも、
正々堂々と動いている間は、
それができていないときよりも、
「私が私を裏切ってない」感じがした。

叶えた願いも、
叶えられていない願いも、
たくさんあるけど、
自分にとってのポリシーだったり、
価値観にも繋がると思う、
この体感を持っていることは
何よりも結構大切なように感じているのです。

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