現在、賃上げの話題がよくあがっていますが、その1つに前期から1.5%超、人件費(役員や代表の親族分は除く)が増えれば、税額控除が受けられる賃上げ促進税制の恩恵を企業等が受けられるというものがあります

この制度、改正が入っていまして、令和6年4月以降に開始する事業年度分からは、控除率の上乗せ要件が拡充されています

その1つに企業が「えるぼし」や「くるみん」といった女性活躍や、子育てサポートに関する取り組みを評価し、認定を受けると、一定の要件の元、控除率が上乗せされます

世界的に見ると、まだまだ、女性が働きやすく、ましてや経営や管理の職位に就いているという日本企業は少ないと言われています

しかし、これからの時代は女性を伸ばす会社が伸びていくとも言われています

私の勤務先なんかは男女比率は半々、代表は女性だったりしますが、皆さんの勤務先や周りではどうでしょうか？

丁度、東洋経済の5月18日号で、このような記事が取りあげられていましたので、ピックアップしてみました

興味のある方は、見てみて下さい

さて、本題に入ります

現在、リーダーシップや組織開発をテーマとする回では、加藤守数さん著書『リーダーになったら知っておきたい12のこと』(日本能率協会マネジメントセンター)を参考書として、読み進めていっています

前回はリーダーになったら知っておきたい12のことの2つ目、今更ではありますが、「心理的安全性」を高める行動について書いていきました

今回はリーダーになったら知っておきたい12のことの3つ目、チームノームになります

ノームというのは「決め事」とか「規範」という意味です

参考書の中で米国の心理学者ブルース・タックマン氏のチームの4つの成長段階(タックマンモデル)について記載されています

チームは、①形成期→②混乱期→③統一期→④機能期という段階を経て、成果が出せる状態になるというのです

標準的なチームや生花が出にくいチームはどこかの段階で止まっていることが多いとのことですが、皆さんの所属しているチーム(課やグループ)はどうですか？

私がリーダーのチームのことを少し考えてみます

今のメンバーのチーム結成は、まだ1年経っていませんが、様子見をしている段階である形成期は越えたように思います

互いに意見や主張のぶつけ合いは、行わないチームのように感じるのですが、混乱期は経たのでしょうか？

互いの役割を理解しているかどうかは分かりませんが、メンバーが自律的に動き、協力しつつあるように見えるのは、統一期と機能期の雰囲気が出ているように見えます

まぁ、メンバー6人のうち2人がO型で4人がB型って部分も割りとバランスが良いのかもしれません苦笑

成果が出せるチームを育んでいくためのカギは3段階目の統一期にあるのだそうです

この時期にリーダーが中心となり、チームノームを作っていくことで、団結力を生み、目指す方向性が明確になってくることになります

そう考えると私がリーダーのチームは今が一番、大事な時期と言えるのかもしれません

気を抜かないようにしないと・・

リーダーは、メンバーの意見や提案を明文化し、ノームを共有、見える化(私はグループウェアを活用しています)すると、なお効果は高まります

ではでは、今日も一日頑張っていきましょう！

vol.2011「決め事を共有する～リーダー⑩」