あぁ甲斐犬に涙あり 66 | 播磨の甲斐遊記

播磨の甲斐遊記

 播磨の山間部で甲斐犬とともに自然を満喫しています。家族と楽しく梨栽培など色々なことを無理なく負担なく行っています。こんな環境に感謝しつつ、これからの歩みを遊記として綴っていきたいと思います。

「笑い話し・・・」


良い思い出 良い経験が出来た

未成犬 牝の部 富士子ことフジッコと

刻むことの出来たひととき

展覧会に至るまでは 様々に訓練をし

共に取り組んで参りました


一番の悩み心配は 会場の雰囲気に慣れ

落ち着いて過ごすことが出来るか?

日々の管理から案じておりました

結果から申せば それが見事に的中


前日の会場入りでは ケージから出すと

いつものように 慣れを要して

それなりの後景 「良いじゃん」と

内心思いながらの状況


そして早朝より会場入りして

兎にも角にも場馴らし場馴らし

念には念をで挑みました


リングに近い所での立ち込み 確認

まぁ完璧では無いが

ここまでやってくれれば大したもん

何とかなるかな? しかし存分に甘かった


代表から最終的な助言を頂き

少しホッとした気持ちもありました

 


本来 こんなのではいけないのだが

野郎が気を使って 常に差し出してくれる傘

これに驚いていたのもまた事実

 

野郎の気持ちも無碍に出来ずであり

犬にも経験 慣れろよと割り切った


何てったって 

傘をさして一緒に歩いた事は一切無し

雨で賑やかな声に人の往来

車の往来がある経験も無い

様々な状況を想定しての

私の至らなさ 許せフジッコ


それにしてもこの写真

私は何を話していたのだろうか?

さっぱり記憶が無いが

写真を見て 「痩せたな~」と思った・・・


ちなみに余談だが

この度の勝負服ズボン

普段 公式の場 パティーに招かれた時等

好んで履いているズボン


本番前にクリーニングに出した

しかしまじかになって出しので

「お急ぎコースでお願いします」

自ら持参し訪れた 長きに渡って

お付き合いのある 老舗のクリーニング店


入店すると主が・・・・驚いた様子

普段は自宅まで来てくれているのに

店先に予想もつかない私の姿


「秀和さんやねぇ~ 上石井の」と

ここまでは良かった でも二の矢の声が

「痩せたったな~ えらい顔の方がガメて

 調子でも悪いんか~思ったで

 何で痩せたったん?ダイエットしたったん? 

 やっぱり調子悪いんちゃうか?」


まるで審査を受けているかのように

熟読玩味 そんなに見たら照れるよ~


※ガメとは ここら田舎の方言

 痩せこけると言う意味


笑い飛ばしたが 

地元のクリーニング屋さんにまで

心配をして頂き こうした会話が出来る姿

私は実に嬉しく思う

だから根付いた者同士の会話が好き


チェーン店のような所とは大違い

何てったって シャツ一枚出しても

アイロンのあて方が違う 

大変な家業なようではあるが

私はこんな職人さんを心から応援し

金額に関係なく 洗濯をお願いしたいのです

仕上がったシャツに 袖を通しただけで

身の引き締まる思いがするんです


で 話しは戻して 本リング

いつものように 声掛けをしながら指示し

立ち込ませていく
 

 

立つ犬は 何をしなくても立つのに

フジッコの場合は少々 違うようで

私の力不足は認めざるを得ない


しかし個体審査中は それなりの手応え
 


口腔確認もスムーズ

 

やれやれである でも最後に審査員から一言

「普通に自然で良いよ ちょっと応援のしすぎ」

ちと過激にやり過ぎたと反省

やっぱり厳しぃな~


そして午後の審査

出した途端に逃げるモード ヤバイ!

過去に無いぐらいのパニクリぶり


指示も通らず 好き放題のフジッコ

落ち着かせようとするが全くもって効果なし

ハァ~ハァ~言って暴れているようなもの


並んだその時

フジッコが軟便 下痢便を出した

こっそり 足で隠して 下がった尾を

手で挙げた瞬間


なんと ベッタリ手に便が手の平に

ヤバイ! もう汚いとか言う感覚では無い

兎に角 応急復旧せねば


大声で野郎に「タオル持って来て」と指示

猛ダッシュで取りに行ってくれ

持って来てくれたタオル

こんな事に使用するとは思っておらず

子どもの洗面タオルを持参していた


もうここまで来たら仕方ない

捨てれば良いやで ガッツリ 尾に手を拭いて

応急復旧 でも事すでに遅し・・・

呼ばれることも無く「尾っぽを下げ過ぎ」

そう言葉を頂き終了 仕方が無いなフジッコ


でも ちとおかしな審査だった

入賞犬だけが並べられた時点で

「決定」のコール あれれ?いつもだったら

最後まで順に並べられるのに・・・・・


終わったと怒って出て行く人もあるし

私も番号札を外して 本部席をみたり

周りを見たりで キョロキョロ 良いのこれで? 

そしてどさくさして 元通りの順位付け


はい!はい!はい!

流れるように並べさせられて即決定


着外あとはどうでも良い 

あとはどれも一緒かな?と言う感じで

ちと拍子抜けしたが これも勝負に結果

色んなことがあるもんです


しかし怒って出て行った方の気持ちも

分からんでも無い

自分が一生懸命 育ててきた犬

それがあの扱いでは・・・・


まぁ何かの手違いと信じて

あの出来事は忘れよう

ともあれ フジッコ 

更なる精進をして フジッコの良さ

惚れこんだ良さを最大限

引っ張り出せるように頑張りたい


☆今日もポチッとお願いします

にほんブログ村 犬ブログ 甲斐犬へ
にほんブログ村