香典袋と筆ペンの考察のときに、お勧めの筆ペンと香典袋をご紹介しましたが、紙とインクの組み合わせで文字の印象がこれくらい変わります、というのは、画像があったほうがわかりやすいかなと思いまして、載せてみます。

①↓香典袋と筆ペンの考察のときにお勧めした香典袋です。

②↓試してみて、滲むのでお勧めしなかったですが、香典袋に限って言えば、「涙で滲んでいる感じ」が表現できる組み合わせかもしれないです。

そして、②と同じ香典袋を使っているのに、筆ペンを替えるとこうなります。
全っ然滲まないんです!
そして、この、先生が使う朱色の墨(?って言っていいんでしょうか)、
私は習字の先生をやったことがないので、30歳過ぎるまで使ったことがなかったんですが、驚愕の書きやすさなんです!!
生まれて初めて使ったときの感想は、

「先生、ズルい」でした(笑)

ですが、笑い事じゃないくらいの、抜群の書き心地なんですよ。
筆触から推察しての感想ですが、墨汁と色違いの同じ性質の液体ではなく、粘度の質が全く別のものだと思いました。

ですので、字を書いていて、足踏み感がツラくなってきたときに、「自分はダメじゃない」って思わせる「飴」として、私は朱い墨を使っています。で、香典袋にこの色の字が乗っかっているということは、相当ツラかったということです、「常磐あさひ」。
常磐あさひに限らず、日本語は漢字とひらがなの組み合わせなので、いつも、どちらの字形の性質に寄せて書くべきか悩むところからスタートせざるを得ないわけですが、正直、もう疲れたなと思うこともあるんです。そう思っていたときに、朱い墨での気分転換法を見つけられたことは、私にとっては光明だったので、もし、使ったことのない方は、悩みのあるなしに関わらず、面白い筆触なので試す価値アリですよ、とお伝えしたいです(^^)

ときわあさひ