完璧に、会社での朝の恒例行事となりました、部長室への訪問・・・。


新しい彼女と付き合い始めて、一週間くらい経ったある朝、例のごとく部長室へ行き、たわいも無い話をする予定でしたが、その日の部長は違っていました。


なぜか、妙にシリアスな顔をしているのです・・・。


しかし、こういう顔をしているときは、大抵例の話・・・、そう合コンです。


ここからは、部長との会話です。


自分

「おはようございます。」


部長

「おはよう。」


自分

「どうしたんですか?怖い顔をして・・・。」


部長

「そう見える?」


自分

「ええ・・・。」


部長

「それがさぁ・・・。」


自分

「はい・・・」


部長

「さっきメールが入ってきてさぁ・・・。合コンしてほしいって言ってるんだけど・・・。」


自分

「そうですかぁ・・・。」


部長

「なにお前、あんまり乗り気じゃないねぇ・・・?」


自分

「当たり前じゃないですか!新しい彼女ができたのに、合コンは行きませんよ!」


部長

「ばかだねぇ、お前・・・。合コンって言うのは、自分の彼女がやっぱり最高だ!って再確認できるところだよ!それともお前、合コンに行ったら、あの子と別れてしまうかもしれないと思ってんの?」


自分

「そんなことは無いですけど・・・。何か彼女に悪いような気がして・・・。」


部長

「お前ねぇ、そういう風に考えてる時点で、合コンを嫌らしいものだって考えてるってことだよ。いろんな女の子の友達がいても、別に悪く無いじゃん。」


自分

「確かに、そうですけど・・・。」


部長

「それに、ひょっとしたら、今よりも良い彼女が現れるかもしれないジャン!」


自分

「・・・」


部長

「とにかく、合コンは自分自身を磨くところだと思えば良いから!自分の彼氏がかっこよければ、お前の彼女だって喜ぶだろ?」


自分

「そうですかねぇ・・・。」


部長

「そうだって!」


自分

「分かりました・・・。それじゃあ、参加します・・・。それで、お相手は?」


部長

「う~ん・・・、人妻です・・・。」


自分

「えっ?人妻合コンですか?」


部長

「うん・・・。」


自分

「人数は?」


部長

「4人、セッティングはお前に任せる、男性陣残り2人も、イケメン揃えておいて。」


自分

「了解しました。失礼します。」


部長室から出た自分は、少し興奮していました・・・。


「人妻・・・」少し、そっち系のエッチなビデオの見すぎかもしれませんが・・・。響きは良い・・・。


そして、この週末、人妻合コンをすることになったのです。



続きます。