その後は、特に何も起こらず2週間が過ぎました。


スクールが終わり、いつものように、みんなで飯を食い、図書館に向かうのであろうと思っていたのですが、一人男子が足りません・・・。その男子は、自分に恋愛相談を持ちかけてきた男子です。


あれ?と思っていたのですが、他のメンバーから体調が悪いので帰ったと聞き、6人で飯を食いに行くこととなりました。確かに、スクールの最中も口数が少なかったので、どうしたのかなぁ?程度には思っていましたが・・・。


そして、飯も食い終わり、図書館へ向かいました。


図書館で勉強していると、今度は例の女の子から呼び出されました・・・。


もしかして・・・、と思ったとおり、その娘はいきなり涙ぐみ、例の男子に告白されたと言ってきたのです・・・。さらに、ふってしまったことも伝えてきました。


それで、体調が悪いとか言って先に帰ったのかぁ、と納得しましたが、それどころではありません。今までの仲良し7人組みが、1人欠けてしまうかもしれない状況なのです。しかも、その男子がある意味まとめ役みたいな立場だったため、それが欠けると崩壊の危機さえあります・・・。


しかも、女の子は、泣きかけ寸前・・・。何とか状況を打開しようと、その娘から事情を聞くことにしました。


いろいろ話を聞きましたが、結局のところ、その娘は、その男子に、友達としては好きだけど、恋愛感情は無いと伝え振ったそうです・・・。中学時代にかかわらず、振るときの定番の形でしょうか・・・?


しかし、ひどい奴かもしれませんが、正直その話を聞いて、ほっとしている自分がいました。もちろん、自分もその娘のことが好きだったからです。


さらに言ってしまえば、その娘から頼られているという優越感と、相談を受けている間は、その娘と二人きりになれるという幸福感で、気持ちは弾んでいたような気がします・・・。


そして、仲良し7人組に戻すための努力が始まりました!



続きはまた、次回のアップ時に!