コーチは、やはりこちらへ脚を向けた状態でうつ伏せになり、「それじゃあ行くよ!それから、時間は計ってね!」と言いました。2人から見える位置に、掛け時計が有ったので、2人とも時間を計ることができたのですが、なぜか、自分に任されました。
そして、コーチの「スタート!」のかけ声とともに、コーチはマンガを読み始めました。
自分はまず、定番の足の裏からくすぐり始めました。かかと・土踏まず・つま先・指の間など、痛くならないよう、軽くなでるようにくすぐっていきました。特に、土踏まず・指の間は相当くすぐったかったのだと思います。時折「う~ん!」という声が上がっていました。
そして、何よりもうれしかったのが、コーチはくすぐられている場所は、絶対に動かさなかったのです。足の指などは、くすぐったいときにたまに動きましたが、脚自体は動かさず我慢してくれていたので、自分はとてもくすぐりやすく、楽しむことができたのです。
足の裏攻めの次は、ふくらはぎを攻めです。ちなみに、この時点でコーチはほとんどマンガを読んでいません。
ふくらはぎも、痛くならないよう、自分のつめの先で軽くなでるようにくすぐりを開始しました。こちらの反応もかなり良く、我慢するためにふくらはぎに相当力が入っていました。マンガも読めるような状態ではなく、下を向いて、ひたすら我慢するだけという感じです。
そして、ひざの裏をくすぐったとき、それは起こりました。コーチがあまりのくすぐったさに、ひざ下を上げて、折り返したのです。コーチはすぐに、脚を元の位置に戻しましたが、さすがに苦しかったのだと思い、ふくらはぎに戻ろうとした瞬間、
「今のは、私が脚を動かしたから、5分のペナルティね」と、コーチが言うのです。
つまり、最初に決めた制限時間30分が25分になったと言うことになります。特に、脚を動かしてはいけないとのルールは決めていなかったのですが、コーチが気を使い、ひざ裏もやっていいよ、と間接的に教えてくれたのだと思います。
そして、再びひざ裏をくすぐりました。今度は、脚を動かさずにひたすら我慢してくれました。当然かもしれませんが、マンガはほとんど読んでいませんでした。
そして、太もも攻めをはじめました。ふくらはぎと同じく、自分のつめの先を使い、軽くなでるようにくすぐります。こちらも相当反応がよく、今まで以上に力が入っていました。そして、脚は動かさなかったのですが、逆に上半身はかなり動いていました。
足の裏・ふくらはぎ・ひざの裏・太ももを順番にくすぐり続け、30分経ったところで、くすぐりを終了。コーチもかなり疲れた様子でした。
ファンの皆様、またまた長くなってしまいましたので、続きはまた次回の更新でUPします。お楽しみに。