梅ノ木苔から色素を抽出して
二週間すぎました。
瓶の中はワインいろ****

ステンレスのボールにストール一枚が充分浸かるくらいの水を用意し
抽出した液30cc~50ccを入れて良くかき混ぜます。
沢山使えば濃い色のストールに染め上がります。

低い温度でストールを入れよく染液に
なじませます。
それから中火で60°まで温度を上げます。
時々天地返しをしながら20分60°を保ち
火を止めて温度が下がるまで置きます。
その間に微妙にボールの中の色は
紫がかったり 赤みをおびたり変化していきます。
夏は暑くて大変な作業ですが 一番楽しい時間です。

薄いシルクオーガンジーのストールは
透明感のある赤みを帯びた紫色
というより紫がかった桃色とでも***

織り柄の入った白のストール
先日ソウルで見つけました。
少し生地が厚地なので
品の良い薄めの色に・・・実物はもっと濃く
この秋流行りの 大人ピンクといった感じ

織りの変化でおしゃれなストライプのストールは
シルク本来の生成がかった色でした。
明るい透明感を抑え少しくすんだ感じの色は
お肌も曲がり切ったのげし世代?
顔を明るく見せてくれそうです。

同じシルクでこんなに色が違います。
すべてアンモニアで発酵させた染液のみ
無媒染です。

びいちゃん さすが専門 詳しい説明ありがとうございまた。
高めの気温とアンモニアの力で発酵させて
色素取り出すみたいです。
(藍染めの藍もそうです)
昔は赤ちゃんのおしっこを薄めて使っていたそうです
なるほど身近なアンモニアですね。
私もこのくらいなら理解できます。
上の色見本は媒染してみました。
左から 鉄 銅 チタン アルミ です。
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木綿のハンカチを染めてみましたが
水洗いで色がほとんど抜けました。
かわいいハンカチが染まると期待していたのですが

秋に使いたい色を 矢車(やしゃ)で染めました。
これからが 出番ですね。

矢車でグレイのグラデーションに****
何も変化のないストールは
濃淡を付けておくと使い易くなります。
そろそろ臭木の実が目につくようになりました。
栗も出始めたし 忙しくなりそうです。
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ニヤッとシリーズ

とっても恥ずかしがりやでーす