草木染の第一人者である
吉岡幸雄さんのドキュメンタリー映画
紫 を渋谷のイージーフォーラムで
観てきました。

藍・紅・黄・紫・茜 など
日本で昔からある染料となる
これらの植物を育ててもらい
昔と同じ方法で染めています。
染液から取り出された布や糸は
息をのむほど 美しい色でした。
自然からの贈り物ですね

我が家でも 秋は草木染の素材を集めで
忙しくなってきました。
栗のいが どんぐり せいたかあわだちそう
うん・・・・せめて保存できるもだけでも。。。

これは臭木(くさぎ)の実です。
10月下旬に沢山の実をつけます。
赤いのはがく 実は中の青いつぶです。

花は白くかわいいのですが
名前からわかるように
葉がとても臭い匂いのする植物です。
昔は葉を家畜の体にすりつけ虫よけにしていた
とお隣のおじいさんが話していました。

光沢のある宝石のような実は
煮出して青い色を染めることができます。
植物から単独で青を染めることができるのは
藍と臭木 と聞いたことがあります。

がくは 鉄媒染で グレイに・・・
貴重な実とがくは それぞれに分けて
冷凍保存しました。
時間をかけて シルクの糸を染める予定です。

やっと桜の葉も紅くなってきました。
公園で拾ってきては 水につけておきます。
二週間もすると 葉は茶色になりますが
水は透明感のある紅い桜の葉の色になっています。
シルクを染めると薄い茜のような色に染まります。

梅ノ木ゴケです。松や梅についている
薄いグリーンのこけは アンモニアで発酵させて
染液をつくります。
今あちこちで 綺麗に咲いている
皇帝ダリアの花びらの色に染まります。
この苔からは 信じられませんね。
いつも ジーンズにトレーナーというスタイルですが
たまには 草木で染めた豊かな色のストールをして
出かけてみようと 思っています。