☆鵜堂刃衛☆ | るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-

Rurouni Kenshin -Meiji Kenkaku Romantan

☆鵜堂刃衛☆


身長:182cm
体重:78kg
生年月:1843年7月
血液型:A型
出身地:不明
流派:二階堂平法
声:大塚明夫(TV版)/石塚運昇(ドラマCD)

幕末、どの藩閥にも属さず、金で人斬りを請け負っていた浮浪(はぐれ)人斬り。『剣心秘伝』では血液型A。『剣心皆伝』では血液型AB。主義や思想などは持たず、強い殺人欲のみで動く危険人物(神谷薫曰く魔物)であるが、ただの狂人ではなく独自の殺しの美学を持つなど知的な一面も覗かせている。当時存在しないはずの全身タイツ、白目と黒目が逆転した目付きと、「うふふ」「うふわははは」という独特の笑い方が特徴。

初めて幕末の京都に現れた時は新撰組隊士であったが、「人間を斬りたい」という欲望から、不要な殺人も行っていた。そのため新撰組から粛清されそうになるも逆に返り討ちにして脱退。その後は維新志士として人を斬り続ける。明治に入ってからも、要人暗殺請負人「黒笠」として人斬りを続けていた。標的を暗殺する際は、まず斬奸状を送りつけ、あえて標的に厳重な警護をさせ、その中に単身で斬り込み任務を達成すると共に、己の欲望を満たしていた。
刃衛から斬奸状を送り付けられた谷十三郎の警護を浦村署長から依頼された剣心が、左之助と共に谷邸で待つ中、刃衛と邂逅することになる。谷邸では左之助が刃衛の刀を折るも、折れた刀で刃衛が左之助の腕を貫いて重傷を負わせ、逃走。その後、河原で剣心と会話をしていた神谷薫を拉致し、剣心を激怒させた。これは、剣心を人斬り抜刀斎に覚醒させるための刃衛の策略でもあり、結果、別の場所に呼び出した剣心と再戦することになる。

長年不殺をつらぬいてきた剣心と、人を斬り続けてきた刃衛との間には歴然たる実力差があり、初めの内は剣心は刃衛に歯が立たなかった。刃衛は「今のお前は、(自分が)煙草を吸う間に殺せる」と、そのまま斬ることをせず、薫に心の一方を掛けることで剣心を怒らせ、抜刀斎に覚醒させた。その後、新撰組を抜ける時以来15年ぶりに使うことになる心の一方影技・憑鬼の術を発動して闘うも、剣心の双龍閃を右腕にくらい、剣客としては再起不能の状態に陥る。「薫を守るために自分は今一度人斬りに戻る」の台詞と共に止めを刺そうとする剣心に刃衛は喜んだが、薫が自力で心の一方を解いて剣心の名を叫んだことで剣心は我に返り、剣を納めてしまった。結局刃衛は「まだ後始末が残っている」と、自身に人斬りを依頼した維新政府の黒幕を特定されぬよう、自らの体を貫き絶命。「俺を殺すと言った時のお前はもっと良い目をしていたぞ」「人斬りは、所詮死ぬまで人斬り」など、印象的な台詞を最期まで残した。