(前回のつづき)


さぁ、10時半になり結婚式が始まります。


花柄で華やかなワンピースを着た女性が現れました。当然、区役所の職員だと思って、小さな声で婚約者に尋ねました。


「いつもは何の仕事をしている人なの?」


「弁護士だよ」


という返事。


ペルーでは、市役所(区役所)に弁護士が常駐していて、普段は事務処理などを
しているとのこと。


その弁護士が、まず始めにあらかじめ提出しておいた結婚式のための書類を
再チェックしました。


その中には、私と婚約者の名前が掲載された新聞もありました。(注・婚約者は書類の申請をした時、新聞の切抜きを渡そうとしましたがダメだということで、新聞1ページ分を再提出したそうです。)


その後は、自分達の意思で結婚をしますか?という意思確認がありました。もちろん、


「Si(はい)」「Si(はい)」


と答えたのは言うまでもありません。


そして、結婚する二人が署名をしました。私が自分の名前を漢字で署名していたら、弁護士が


「面白い、初めて日本語を見た」


と言って、微笑んでいました。アルファベットを使う人達にとって、漢字は神秘的に見えたのかもしれません。


続いて、証人(親戚がなってくれました)が署名をしました。驚いたことに、弁護士が証人の身分証明書をチェックしていました。証人になるということは、それだけ重要な位置づけにあるという事なのかもしれません。


最後に、弁護士が署名をして、式は無事に40分位で済みました。


ホッとしていたところ、今度は弁護士も加わり、みんなで記念撮影タイムです。何枚くらい写真を撮ったか覚えていないくらい、たくさんシャッターを押してくれました。


この後、別料金を出せばこの場所で、区役所が用意したシャンパンや軽食と共に小さなパーティーをすることができます。


しかし、私達は親戚のおじさんの家でパーティーをするので、区役所を後にしました。


私にとって始めての結婚式、しかもペルーで。日本とはやり方が全く違うのでどうなるかと思いましたが、緊張もせずに頑張りました。


さぁ、おじさんの家にVamos!(行こう!)


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