ウィークエンド443 | 瀬比亜零

瀬比亜零

小説を読むのもよし、書くのもよし、両方できればさらによし。
週末&サラリーマン作家の気楽なブログです。

皆さん、いかがお過ごしですか。

 

相変わらず、コロナが猛威を振るっております。健康でおれる有り難さをつくづく感じるこの頃です。皆さんも、どうぞ、お身体にはお気を付けて、お過ごし下さい!

 

さて、今月は霊験シリーズをご紹介させて頂きましたが、第五弾はまだできておりませんので、本日もちょっと涼しくなるようなお話をご紹介させて頂きます。「霊界散歩道」です。この小説も霊験と同じで、何かの力が影響する。その何かと言えば、目に見えるものではありません。しかし、確実に、そこにいる。もちろん、それを信じればです。その中の、一つの短編で「満員御霊」をご紹介します。

 

「霊界散歩道」

都会暮らしに疲れたというよりも、田舎暮らしに憧れがあった夫婦が、念願の古民家を手に入れて暮らし始める。敷地は広いし、部屋数も多い。ゆくゆくは子供が生まれても、不自由なく部屋を与えられる。しかし、この田舎の生活に馴染むまでは、子供は作らないでおこう。それまでは、家の改築や、畑を作ったりして、取り敢えず生活基盤を固めようと、二人は楽しい夢を描いて生活を始めるのだが、この古民家に宿る様々な霊で二人は悩まされる。夫は、この家の過去を知りたいと、この家のことを知っている老人に話を聞きに行く。すると、ここで財産を争い、殺し合いの事件が起こったことを知らされた。戦後、仲良く暮らしていた家族であったが、物がない時代、広大な土地を切り売りして金にしようとした息子達だが、その分け前や、頑固な父親のせいで、骨肉の争いが起こり、幼い孫もろとも、父親が皆殺しにして、家の押し入れや、土を掘って死体を隠していたという実態を知らされ、「あんたたちも、呪われんうちに、家を出たほうが良い」と言われ、やむなく夫婦は、都会に逆戻りをするが、祟られていたのは家だけでなく、そこに住んだ人にもその悪霊が乗り移るという悲惨な結末に終わる。悪霊から解放されたかに思えた夫婦の身に、いったい何がおこるのか?

 

じっくり楽しんでもらえればと思います。これ以外にも、話はありますので、短編集としても楽しんでもらえると思います。暑い最中、これでちょっとは涼しくなってもらえれば、おうち時間も充実したものになるのではないでしょうか。

 

これ以外にも、アマゾンに出版しておりますので、下記のサイトにアクセスしてもらえれば、非常に有り難いです。よろしくお願い致します。

 

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では、また来週まで、皆さんお身体にお気をつけ、お過ごし下さいね!