力を抜くとはどういうことかと考えてみた。

反対に力が入ってしまうとはどういうことなのか。

力が抜けない。

負けたくないという心か。

その時点で負けることを予感している。

だからそれに怖れ力が入っている。
すべてではないが、そういうこともある。

ならばどういう心持ちになればよいのか。

負けているという心を隠すためのチカラなのだから、それならば、負けきってみてはどうか。

勝ってはだめ。

そういう心を見つめてみる。

力を抜くとはそういう視点もある。

勝とうと思わずいかに相手より負けられるか、力を抜けるかそんな気持ち。

その通りに負けてもそれで良い。
それが目的なのだから。

稽古でそういう訓練をするといつの間にか力が抜けて、勝とうという心の起こりが自我だと気がつく。
気づいてないときはまだ負けることを恐れている。

力が抜けてくると、自分とはこんなにも楽で居られるのか、とそう思うようになる。

稽古をしているとそういう力の欲心の欲が見えてくるのだ。

力が抜けてくると自然が綺麗に視える。

素朴なものがとても美しく見えてきたりする。

玄米などの素朴な味に感動したり、些細なことに有り難いと思ったり。

そういう気付きが増えてくる。
🙏✨✨✨