Little Lovers SHE SO GAME | 浅葉日記 ゲーム編

Little Lovers SHE SO GAME

前回の日記は、『おいでよ どうぶつの森』というメジャータイトルを取り扱いました。


しかし、以前の「浅葉日記」の読者様は、メジャータイトルだけでは満足できない。そんな声が聴こえてきそうです。


そこで、今回は、


リトラバ


『Little Lovers SHE SO GAME』(PS NTT出版)


このゲームを紹介したいと思います。発売元の会社がかなり素敵です。NTT出版の攻略本のデザイン、大好きでした。


心の中でリトルラバーズ シーソーゲームと3回唱えてください。ドキがムネムネしてきませんか?胸キュン、胸ドキ、そうです、このゲームは俗に言う、ゲーム中で擬似恋愛を楽しむ、「ギャルゲー」というカテゴリーにくくられるものです。


でも、このゲーム、そこらのギャルゲーとは一線を画しています。


まず、進行はボードゲーム。高校3年間をすごろくの要領で進んで行きます。すごろくということで、進むマスはボタンを押すタイミング次第。女の子と会うのも、デートするのも、能力値を上げるのも全て目押しです。最初、この目押しができないうちはヒロインとハッピーエンドを迎えるのでさえ難しいです。


このようなシステムを聴くと、似たようなゲームに『センチメンタルジャーニー』なんかもあるし、そんなに凄いゲームなのかと思う方もいるでしょう。


しかし、この『Little Lovers SHE SO GAME』は他にも斬新なゲーム性を持っています。


まず、最初にヒロインを選ぶという点です。このゲームではゲーム開始時に6人のヒロインから1人を選んでゲームを始めます。よって、他のギャルゲーと違って、プレイ途中で「誰にしようかな~」という迷いは生じません。このシステムのおかげで、1キャラのシナリオはかなり分量があります。


そして、一番のオリジナル要素は、このゲームは、ボードゲームということで、1人から4人で遊ぶことができるんですが、1人で遊ぶ場合はCPUは3人という具合に、人数は4人で固定です。これは『桃太郎電鉄』シリーズと同じなんですが、この『Little Lovers SHE SO GAME』は、4人が同じコマを使って進んでいきます。


1人目のプレイヤーが進んだ位置から2人目のプレイヤーが進み、そこから3人目、4人目、そしてまた1人目に戻るというリレーのようなシステムをとっており、能力値やヒロインの好感度はプレイヤー毎に個別ですが、進むマスについては、他のプレイヤーの影響がモロに出るゲームとなっています。止まろうと思っていたヒロインとのイベントマスに他人のターンで到達してしまい、自分はイベントマスを踏めないということが日常的に起こります。


このゲームの設定では、プレイヤー達は「仲良し4人組」ということになっており、学校ではいつも一緒に行動しているという設定になっていることから、こういうシステムを採用したようです。


しかし、考えてもみてください。いつも一緒に行動している仲良し4人組が、一人の女の子のために裏でこそこそ活動している姿を。


友人の悪い噂を流す


友人が誰かと付き合っているという情報を流す


他人のデートの約束を無断でキャンセルする


などと言うスーパームーブが平気でできるこのゲーム、まさに、現実世界の男同士の友情そのものではありませんか!


というわけで、私浅葉、友人を4人集めて、このゲームをやってみました。


まず、誰をヒロインにするかというのを、民主主義な我々は多数決で決めることに。


3-1の賛成多数で選ばれたのは、冬月あやちゃん。過去の悲しい出来事のせいで、心を閉ざしてしまった女の子。僕等が君の心の氷を溶かしてあげるからね、と仲良くプレイを開始しました。


冬月あや


↑あやたそ



しかし1時間もしないうちに、普段は仲のいい我々も、友人の悪い噂を流し、抜け駆けでデートに誘い、他人のデートの邪魔をするという地獄絵図。


「お前俺の女に何しとんじゃ!」


等の罵声が響き渡ること4時間。


限りなくリアル。女の子のためには皆必死。


ゲームの中でも、現実世界でも僕等は常に全力投球。




最後は浅葉さんがピュアな立ち回りで、友人のデート場所にかけつけ、「あいつ酷い奴だよな」等のスーパープレイ見せ、あやちゃんの心をゲットしました。



と、このように4人でやってわいわい騒ぐのもアリなんですけど、僕はこのゲームのシナリオにも注目して欲しいなと。これは今から8年くらい前のギャルゲーなんですけど、かなり冒険的なシナリオが多いです。あるキャラのベストエンドなんかは…。ああっ、これ以上は言えないっ><



オススメの一本なので、中古で見つけたら是非手にとって欲しいソフトです。