「子猫殺し」を語る 坂東眞砂子 | 市原わん・にゃん会通信

市原わん・にゃん会通信

数年前に近所の廃屋で死んでいた数匹の猫を見ました
誰もどうして手を差し伸べなかったの?
こんな悲しい事はもう嫌だ
2007年のその時から手さぐりで保護ボランテイア
を始めました 宜しくお願いします

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            里親様の元で、幸せに暮らす「大和」


           ☆気立てが良いだけに飼い主から突然捨てられ
             おどおどとしたホームレス猫生活を送っていた
             「大和」
             多くのホームレス猫がこのように幸せに
             なるように祈ります。
            


人間が良い形で介入すると
「大和」のような穏やかな
猫生活が訪れます。

それに、反して
命の在りようを深く考えることなく・・
人が自分の価値観を
他の生き物に押し付けた場合
悲惨な結果になります。


シリアスな内容ですが・・・。
伝えずにはいられません。


常日頃、ささやかに、出来る範囲の
保護ボランティアを
やっていて・・。

その、ささやかな努力が
泡となって消えてしまう事があります。

ささやかな泡が・・・。

人がこんな無責任な事をしなければ・・。

ささやかな泡が・・。

大きな、シャボン玉になって、命の・・
生の・・輝きを添えて
大空高く上がるのに・・と思います。
(狂信的な保護ボランティアと言われそうですが・・・汗)


タイトルの本は今年の3月に発行されたものです。


2006年8月に日本経済新聞に掲載された
彼女のエッセイ(自分の飼い猫の生んだ子を殺す)
「子猫殺し」には、批判が沢山集中しました。


それらの批判に対しての彼女の反論を載せた本です。

この本を読んでみても、彼女の説明不足か私の読解力のなさか
「子猫殺し」は理解出来ませんでした(怒)



「私は、・・猫の生の充実を選び
(だから避妊・去勢は施さない)
社会に対する責任として子殺しを選択した」

また「狂信的な保護ボランティアは、
避妊・去勢と声高に自分の正当性を叫んでいる」
ともありました。



餌だけ与えて、避妊・去勢は自然に反するからしないという人に
沢山、私は出会います。


協力を申し出ても、安く手術してくださるところを
紹介するとお伝えしても・・・。

それが自然だからとそういう人たちは考えを変えません。

そして、人間に住みやすく作られた都会の中で
増えに増えた猫は野生化する。

多くの猫は交通事故にあったり
悲惨な死を迎えます。

人によって、ペット化された猫です。
野生化させるのは不自然です。

また、猫は
とても母性愛の強い生き物です。
生まれたばかりの
子猫を取り上げられる苦しみは
いかばかりでしょう!

それが、坂東氏の
言う、猫の生の充実だとしたら
眉唾な理論です。



最初から、生ませない選択は
その為にも、我々、保護ボランティアは
しています。

生ませて、公園などに捨てる人に比べたら、
私は、子猫ごろしの
辛さを引き受けている
(引き受けなくても、いいよ~~~)
と坂東氏は言います。


でも、餌だけ与え
猫を増やしに増やす人も
坂東氏も同じ罪を犯しています。

悲惨な死を人為的に与える罪です。


人間は、生態系の中で
他の生き物を食べるだけの存在です。

必要以上に、殺す側に回らず
生かすことへの協力をしたいものです。