葉桜や

月は木の間を 

ちらちらと

叩く水鶏(くいな)に

さそわれて

ささやく声や

苫(とま)の船

今練習している小唄です。
「楽器に合わせて唄う」ということに変わりがないはずなのですが
これまでと勝手が違います。
明らかに唄と三味線がずれた調子で流れていくのです。
(わたしが感じるところ。)
唄うだけでも手一杯なのに、三味線を爪弾きながら唄うなんて…
至難の業。
6月にまた会があります。
聞き込んで、唄い込んで、弾き込んで、
それしかないのです。わかってはいます。

この唄ですぐにイメージしたのは、木谷千種「浄瑠璃船」。
これは川涼みの情景を描いたものですが、なんと優雅なこと。

夢はマイ三味線で、花見舟といきたいものです。