ブログを始めた日に書いたのが「宝物」について。
わたしの場合、それは「ガーゼの布団」だ。

布団も衣替えとなり、の布団を点検したら、
あちゃぁ~、ガーゼ布団ところどころ破けて綿が覗いとる。

わたしが小学生だった頃だろうか。
母親に
「もうこのガーゼ布団捨てとくで。」と言われたことがあった。
それは、青い小花模様のいい感じにくたぁ~とやわらかくなった
愛用品(=宝物)だった。
毎日抱きしめ、握り締め、お化けから身を隠すマント?
として酷使されていたそれは、だいぶくたびれていた。

「捨てたら、あかん!!」
学校から戻ると、わたしの意見など無視され処分されていた。
そして、あたらしいガーゼ布団がやってきていた。

あたらしいものと、使い込んできたものとは、
肌触り、愛着、共におおきく違う。

そこまでの愛着をガーゼ布団に持たないは、
新しいものに交換すればオッケーなのであるが、
わたしとすれば心中穏やかでなく、自分のものではないにしても、
捨てるには偲びなく、すでに何枚かあるひざ掛けに変身させるか否か、
おおいに悩むのである。

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