朝日新聞に掲載されている、テレビ番組についてのコラム欄 『キュー!!』

いつも気になる読みどころ。



ある日、「のだめ~」について書かれていた。



新春ドラマは、なかなかの力作が並んだ。重厚な作品が多かったが、

飛び抜けて面白かったのは、軽さの極致ともいえる作品。

2夜連続で放送された「のだめカンタービレinヨーロッパ」である。



どんなに面白かった連ドラでも、スペシャル版となると、わざわざ作らずとも

よかったのにと思えるものも少なくない。けれど、この「のだめ~」は違った。

作ってくれてありがとう、という出来栄え。アニメチックな作り方も、売りの演奏会の場面も、

さらにスケールアップしていて、画面からはクラシック音楽の魅力と、

目標を持って生きることの歓びがあふれ出ていた。



ことに秀逸だったのは、2夜目。…

何をどう弾けばいいのかわからなくなったのだめが、どう立ち直るのか。

ここが山場なのだが、凡庸なドラマであれば千秋先輩の愛情に助けられてとなる。

が、この作品はそんなことはしない。

のだめは、周囲の人に見守られながらも、しっかりと自力で

再生するのである。このときののだめ(上野樹里)が、ほんとうに可愛かった。





脚本、演出、美術、衣装、出演者すべてよし、極上のエンターテイメントだった。




(ライター・島崎今日子)



まさに書かれているのと同じ感想で、家族みんなでとても楽しめた。

その後は、「千秋」と「ジャン」の指揮の真似をしている。



わたしのお気に入り片桐はいりさんも出演されていた。

天才ピアニストを娘に持つ、ステージママの役。

うっひょぉ~!!存在感抜群です。