個人宅の中に能楽堂を持つ。
稽古場ではなく、舞台。驚く話です。
普通に生活される場にあるという性格から、
年に何回かだけですが一般に開かれていると聞きます。
謡曲初体験の玲音がお邪魔してきました。
看板が出ているので、場所はすぐにわかります。
謡曲番組は、午前九時初曲~終曲予定四時半。
ちょうど≪頼政≫が謡われているところでした
。
男の方、前にお二人。後ろに三人。
満身の力で言葉を発せられたるご様子の殿方、お顔は真っ赤。
派手さはなくとも迫力でありまする。
続いて≪花筐≫。今度は婦人が四人並ばれて。
お着物姿の中に、袴姿の方がおられます。
近くに座られていた方に尋ねてみると、
「正装という観点から言えば、帯を締めるということになりますが
舞うときは袴の方が動きやすいこともあり、着装します。」
なにぶん小声でのやり取りなので、聞きこぼしもあったかと思いますが、そういう事でした。
あの方は仕舞もされるのでしょう。
謡曲のみで話をさせてもらうならば、パフォーマンス性は全く皆無。
覚えていらっしゃるだろうに、ただ一心に謡本を眺めつつ、言葉を発する。
(なので、眼差しは下に向けられ、お顔は正面に向けられません。)
普段テレビなどで目にするミュージシャンの姿とは違い、新鮮です。
室内にて屋外にて、異空間。
流れる謡曲ようようと。意味などさっぱりわからずとも心地良い風と共に、言葉が耳に届きます。
かしこまった場所で、外からは遮断された室内できくのではなく、
自然の中に日常にある形で、きけたことがうれしかったです。![51](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/1a/c0/g/o0014001510901460630.gif?caw=800)
耳は、謡曲とその他諸々の音に向けて、
目は、室内に、外へと向けます。
かわいい紋の意匠!!
天から日が射し、ときには陰り。やわやかな色が集まって、美しい。
そして何よりもこの空間にきものはとても似合うのでした。
わたしのきものもうれしそうです。![446](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/7d/1c/g/o0014001510901460653.gif?caw=800)
天井が吹き抜けなので、カバーで覆われているのですが、
隙間から風が流れてきて…
まるで仕掛けのように葉っぱがはらはらと落ちたる様に、はぁ~。
とためいきです。
でも、これが雨や嵐の日は大変な事。
いつもは能舞台は閉じておられるそうです。
先程話を伺ったのは、このお家の娘さん堀野公子先生でした。
残念な事に仕舞を拝見する時間がなかった今回。
十月二十五日(日曜日)に秋季謡曲会番組が行われるとのこと。![267](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/76/35/g/o0014001510901460669.gif?caw=800)
見学自由と言うことなので、興味がおありの方はぜひ足を運んでみて下さい。
サッカーの試合と重なっているのだけれど、堀野先生の仕舞≪猩々≫だけでも観たいなぁ~。
岸和田市岸城町六ー十 於 杉江能楽堂 072-422-7730
稽古場ではなく、舞台。驚く話です。
普通に生活される場にあるという性格から、
年に何回かだけですが一般に開かれていると聞きます。
謡曲初体験の玲音がお邪魔してきました。
![緑小紋](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/26/2c/j/o0140018710901460606.jpg?caw=800)
看板が出ているので、場所はすぐにわかります。
![玄関](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/fe/c7/j/o0130017310901460618.jpg?caw=800)
謡曲番組は、午前九時初曲~終曲予定四時半。
ちょうど≪頼政≫が謡われているところでした
。
![席](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/25/1d/j/o0276020110901460622.jpg?caw=800)
男の方、前にお二人。後ろに三人。
満身の力で言葉を発せられたるご様子の殿方、お顔は真っ赤。
派手さはなくとも迫力でありまする。
続いて≪花筐≫。今度は婦人が四人並ばれて。
![女人4人](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/09/9b/j/o0270020310901460628.jpg?caw=800)
![78](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/bb/b3/g/o0014001510901460629.gif?caw=800)
近くに座られていた方に尋ねてみると、
「正装という観点から言えば、帯を締めるということになりますが
舞うときは袴の方が動きやすいこともあり、着装します。」
なにぶん小声でのやり取りなので、聞きこぼしもあったかと思いますが、そういう事でした。
あの方は仕舞もされるのでしょう。
謡曲のみで話をさせてもらうならば、パフォーマンス性は全く皆無。
覚えていらっしゃるだろうに、ただ一心に謡本を眺めつつ、言葉を発する。
(なので、眼差しは下に向けられ、お顔は正面に向けられません。)
普段テレビなどで目にするミュージシャンの姿とは違い、新鮮です。
室内にて屋外にて、異空間。
流れる謡曲ようようと。意味などさっぱりわからずとも心地良い風と共に、言葉が耳に届きます。
かしこまった場所で、外からは遮断された室内できくのではなく、
自然の中に日常にある形で、きけたことがうれしかったです。
![51](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/1a/c0/g/o0014001510901460630.gif?caw=800)
耳は、謡曲とその他諸々の音に向けて、
目は、室内に、外へと向けます。
![かわいい紋の意匠](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/9c/94/j/o0120016010901460634.jpg?caw=800)
![ひさし](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/46/1d/j/o0150020010901460652.jpg?caw=800)
天から日が射し、ときには陰り。やわやかな色が集まって、美しい。
そして何よりもこの空間にきものはとても似合うのでした。
わたしのきものもうれしそうです。
![446](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/7d/1c/g/o0014001510901460653.gif?caw=800)
![外](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/d3/e8/j/o0160021310901460658.jpg?caw=800)
天井が吹き抜けなので、カバーで覆われているのですが、
隙間から風が流れてきて…
まるで仕掛けのように葉っぱがはらはらと落ちたる様に、はぁ~。
![420](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/b6/e1/g/o0014001510901460659.gif?caw=800)
でも、これが雨や嵐の日は大変な事。
いつもは能舞台は閉じておられるそうです。
![小松](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/d0/08/j/o0180024010901460662.jpg?caw=800)
先程話を伺ったのは、このお家の娘さん堀野公子先生でした。
![先生と](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/56/cb/j/o0186024110901460664.jpg?caw=800)
![文鎮](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/c7/45/j/o0170022710901460667.jpg?caw=800)
残念な事に仕舞を拝見する時間がなかった今回。
十月二十五日(日曜日)に秋季謡曲会番組が行われるとのこと。
![267](https://stat.ameba.jp/user_images/20101206/09/tokidokikimono/76/35/g/o0014001510901460669.gif?caw=800)
見学自由と言うことなので、興味がおありの方はぜひ足を運んでみて下さい。
サッカーの試合と重なっているのだけれど、堀野先生の仕舞≪猩々≫だけでも観たいなぁ~。
岸和田市岸城町六ー十 於 杉江能楽堂 072-422-7730