泣きっ面にマリ * 夏木マリ





マリ姐さんの叱咤激励が降り注ぐ、痛快人生相談!!



うれしいことに、構成は島崎今日子さん。

フリーのライターさんで、朝日新聞のキュー!をときどき書いておられます。

ピリッ!と筋が通った辛さ、歯に衣着せぬ物言いが

なんとも気持ちよくて好きなんです。



Q.親友が冷たくなった

A.人間関係って、いつまでも等距離で続いていくわけじゃありません。

時によって近づいたり、離れたり、濃くなったり、薄くなったり。

それぞれがそれぞれの事情を抱えて人生を送っているのだから、

それは当たり前のこと。




わたしが男なら、お嫁さんにしたいナンバー1のかなよは、

高校からの付き合いで、今でも仲良くしていますが、

会っておしゃべりするのは、年に1回ほど。

少ないですが、それでじゅうぶんなんです。



マリのひと刺し 4

女として、人間として、人生に大きなビジョンを持つことは、本当に大切なこと。

だけど、将来こうなりたい、とか、こうしたい、とかばかりを考え、

今の自分に嘘をついたり、ふがいないと責めたりするのは、愚の骨頂です。

人生は短いようで、長いもの。

今、やりたいことが目の前にあるのならば、思いっきりやればいい。

今、こんなことをしてたら、未来の私はどうなるんだろう?なんて、

よほどのことがないかぎり思わなくていいの。

心のままに、思いのままに、自分が気持ちいいと思う

方向に向かって進んでください。

とりあえず、よく食べられて、よく眠れて、心と体が健康ならば、

人間、やり直しなんていくらでも利くんだから。




まるで栄養剤を注射してもらったみたいです。