たまたま朝日新聞の記事を読んで、

和泉蜻蛉玉を作っておられる、まだ若い伝統工芸士さんが居てはる…

というのは、知っていたのです。

そこで紹介されていたのが、七色に模様付けされたとんぼ玉でした。

残念なことに白黒写真だったので、実物ををぜひ見てみたい!!

と思っていたのです。 



願えば叶う。



工房にお邪魔させていただくことになりました。

作り手である松田有利子さんにお会いできます。



これです!これです!!





乳白色の玉の上に、水面に色水を落としたかのように、

いろんな色が流れていて、とてもきれいです。かわいい!!



【とんぼ玉】【和泉とんぼ玉】、違いはどこになるのでしょうか?」

「和泉蜻蛉玉と一般に良く見かけるとんぼ玉とは、大きく差があります。

一口に蜻蛉玉といっても色々な物がありますが、

和泉蜻蛉玉は、製作法(規約有り)・形態・材料(規約有り)・歴史にいたるまで

他地方の物とは異なります。

歴史を正当に継承し伝統的な技法(規約有り)で製作された商品が和泉蜻蛉玉です。」



それで大阪府伝統工芸品の指定にもなっているのですね。









このとんぼ玉、帯留によさそ。





大きな飴ちゃんみたい。





*  *  *  ゆりこさんのブログより  *  *  *  *



私は幼少の頃より毎日、工場に足を運んでいました。

それは、大好きなおとうちゃんがそこに居るからです。

でも、仕事の邪魔になってはいけないので 父の左後方に立って

じ~っと、製作されていく玉を見つめていました。

様々な美しく洗練された玉の製作をただただ黙ってじ~っと見ていました。

今思うと魅せられていたのだと思います。

そんな私に父は

「この玉はな、見ときやーこうやって作るんやで!

お父ちゃんはな、いっぱい作らなあかんかっても絶対に一つ一つ丁寧に一生懸命作るねん。

お父ちゃんのこだわりやから・・・。」っと言っていました。



*  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *





(※現在お父様は他界され、娘の有利子さんが山月工房を継いでおられます。)





和泉蜻蛉玉 山月工房クリック

和泉市観音寺町862-5 0725-46-2670