若い頃によくある、恋愛の失敗パターンとして、
「好き過ぎると嫌われる」。
というのがある。
せっかく、片想いが実って付き合うことになっても、
ちょっと連絡が取れなかったり、
メールの返事がなんとなくそっけない気がしただけで、
「嫌われたんじゃ!?」
と不安で狂い死にしそうになる。
その不安は、相手にぶつけるしかない。
駄文長文を送りつけ、挙句の果てに、
「自分はこんなに頑張ってるのにぃ!愛してるのにぃ!」
と的外れな自己愛に溺れ始める。
そんなの、愛じゃないよ。愛じゃ。
そのころ、相手の中には、
「めんどくせー奴」
というイメージだけが生まれ、蓄積していく。
そしてすでにちょっと気になる別の男が現れていたりする。
そうなると後は早い。
切羽詰まった自分が、
「どうして安心させてくれないの!?」
と問い詰めると、
「重すぎる」
とかなんとか言われて別れを告げられる。THE END。
「こうすると嫌われるだろうな」
と思いつつ、いったん回り始めると、
もう歯止めが効かないんだよね、こういう時って。
で、そんなブスな別れ方、したことありませんか。
僕は、ある。
まあ、結局それって、「好き過ぎた」なんて可愛らしいもんじゃなく、
「単なる自分勝手」
なんだけど。
気持ちが先走り過ぎて、
相手が自分の思い通りにならないことに不安を覚えてるだけ。
しばらく時間をおいて冷静になってみると、
「なんであんなに執着していたんだろう」
となる。
恋してる自分に恋してるだけだったり、
そっけなくされることで逆にしがみつきたくなるという、催眠術みたいなものに惑わされてたり、
「こういう人ってもう二度と目の前には現れないかも知れない」という錯覚に陥ってたり。
そして相手の何がそんなに「好き」だったのか考えると、
「顔」
とか
「身体」
とか
「雰囲気」
とか
ぜんっぜん、「自分」とは関係ないことなんだよね。
「“自分に対して”、この人はこうだから、好き」
っていうのがないと、
付き合い始めても、さっそく空回りになってしまい、
「なんで!?なんでなんで!?」
って言ってるうちに、
前述のようなめんどくさい女になり下がり、別れを告げられるのだ。
「なんで!?」も糞もない。
はなっから付き合う相手を間違っているのだ。
相手が何を持っているか、ということももちろん大切なことだけど、
共有できるものがあって、相手が自分に関心を持っている、
ということがないと、
そもそも「関係が成り立たない」のだ。
「当たり前だよー」
って言われそうだけど、
じゃあブスな別れ方をしてしまった当時のあなた、
そんな当たり前のこと、できてましたか?
僕は、今の恋人以外の方には、ほとんどできてなかったぜ!!(いばるな!)
ともかく。
僕はこの手痛い失敗を通して、
「『好き』という言葉を免罪符にして、相手を縛ろうとするのはとても乱暴なことだ」
ということと、
「相手あってこその恋愛」
ということを学んだ。
繰り返すけど、
「相手あってこその恋愛」
本当に、大事。
言葉は簡単だけど、
相当痛い目に遭ったり遭わせたりしないと、
実感できないことだと思うなあ。
中には生まれつきものすごく恋愛センスのある方もいるけれど…