世界神宮にて


スサノウ大神 その子タケイナダノミコト 平薫子の会談は続いている。


タケイナダノミコト
「私の話のイザナギ イザナミ神のことですが、やはり大宮司が言われたように二神も邪神に封印されたということなのです。イザナギ神は邪神の星で人質となりました。このパターンも「天の岩戸締め」と同じことです。
イザナミ神は消滅してしまったようですが、私は封印されたと思います。後世、神社に祭神としてお祀りされているのですが、おそらくは邪神のレイラインによる岩戸締めの邪の力が働いていると思います。
つまり、祭神としてお祀りした神社に後で邪の攻撃があり、邪は魔力以上の怨念の力で、出るに出られないほどの超パワーで封じ込めたと思います。それが21世紀でもいまだに人類が幸福な世を顕現できない理由だと思うのです。

スサノウ大神
「この封印解除の方法はそなたの時代に見つけることとなると思います。それゆえに、そなたを宇宙初のタイムスリップで、この時代に呼んだわけなのです」


薫子
「私は今現在、多くの聖地を巡拝しております。確かに神気を感じられないことも多いのです。今、私が成すべきことがわかったような気がします。そのひとつの例が金山彦の神様です」


タケイナダノミコト
「さすがに薫子様 鋭いですね。21世紀の金融危機!日本の物作りが封印されましたね。金山神は太古に天の浮き船を作ることに貢献した神です。伝説の太古のスーパー金属ヒヒロカネは実在しました。ヒヒロカネで天の浮き船を作りました。そえゆえに金山神は狙われました。封印の地は秘密で教えましょう。では、この前にお話した最初の宇宙戦争の続きです」

 


 
最初の宇宙戦争の続き
 
父イザナギを人質に取られ、母イザナミも行方不明となってしまった地球国の王である秋葉神と弟の金山彦は天の浮き船で地球へ帰還してゆく。
この時代はまだ人類は少なく全人口は数万人という時代だが、この時期は神と人間の差があまりない時代なので、現代を上回るスーパー科学と人間の霊力がすさまじく強い時代であった。
秋葉は火の神と言われる。実はすごい超能力があった。近寄るだけで熱いのである。そして、万物を浄化し悪霊や邪悪の物質や霊を焼き尽くす火の霊火を手から放射する超能力を神からいただいていたのである。
この時代には反物質といわれる幽子、その奥の霊子といわれるサイ粒子、つまり素粒子の奥のさらに細かい粒子まで解明できた時代であり、神はイザナギを神の代行者として地球に降臨させ神の世界を地球に顕現しようとしたわけであるが、イザナギの時代に蛭子という邪を産んでしまい、宇宙空間の歪であるブラックホールと合体してしまったのである。
秋葉飛行艇は、地球の中心である神都、日本ムー大陸の前身であるレムリア大陸の中心の世界を統治する世界神宮に降り立ったのである。何十人の神官が二入の帰還を向かえ、イザナギノミコトの救出はできなかったことに気づき多くの涙をさそうのであった。
世界神宮は太古のスーパー金属であるヒヒロカネで黄金が輝く壮大な神殿であり天地創造神降臨の宇宙神殿である。

 
続く