前回の続き

 


北条時宗
「北条家は平家である。同じ平家である平家を滅ぼした源頼朝を助け、されど、その後には、源氏を滅ぼすという栄枯盛衰の流れに乗っているのが我が北条家なのだ。清盛殿の平家も恨んでおられようが時の流れには勝てぬということじゃ。されどいつか供養をいたすつもりじゃ。今回の蒙古襲来は、我が北条でなければ対処できぬ凄まじき戦!なにしろ世界で何千万もの民を殺戮した凄まじきフビライハーン!」
5000万殺戮という説がある。

 


実政
「さよう!現場での戦を体験すれば、この時代だけの戦ではなく、日本国が続く限りの戦となるということを確信したのだ。防塁という秘策がもれないように、蒙古の恫喝使者が来たときには全て打ち首としよう。そして、倭寇のように高麗に間諜を送ることとしよう」
今の尖閣のようです。

 


時宗
「わかった!間諜は早急に送るように打ち合わせをしよう。されど博多湾岸の情報漏れなきように時定叔父にお願いいたそう」

 


これから高麗では、山の木々がなくなるほどの日本襲来のための船建造のための材料が伐採されたのである。蒙古軍14万人を船に乗せたのである。