缶詰ミカンの内皮は、いちいち工場で剥いてなんかいません。

そんなことしたらコストがかかって、しょうがありません。

ミカンの外の皮は機械等で剥きますが、内皮は塩酸で溶かしているのです。

かといって、缶詰に塩酸が残留することはないでしょう。

塩酸は苛性ソーダで中和しているからです。

害がないなら…おいしいからべつにいいじゃん…って

実は、一番大事なことを忘れちゃいませんか…


因みに、缶詰ミカンの製造工程を記すと…

ミカンの水洗い → 蒸気か熱湯に1分間漬ける → 機械で外皮を剥く 

→ 1%前後の塩酸に約1時間漬け内皮の一部をヌルヌルに溶かす 

→ 0.5%前後の苛性ソーダに投入し、約30℃で15~30分浸漬 

→ 数回の水洗で内皮を全て洗い流す → 糖液を加える 

→ 密閉後、約85℃で12分間殺菌を行う


さて、皆さん考えてみてください。
これだけの製造工程を終えた後のミカンには、どれだけのビタミンCが残っていることでしょう?

転載元: 家庭菜園は地球を救えるか?