水の惑星――生命の溢れる地球――その中で最も降水量に恵まれた国――日本


年間降水量2000ミリにも及ぶ日本が、500ミリ以下の他の国から食糧を大量輸入している。


持続可能な農業を営んでいた国がその本分を忘れ、持続不可能な農業を営む国から食糧を輸入している。


年間降水量が500ミリ以下の地域は、本来大規模農業は不可能であろう。


しかし、アメリカなどあれほど大量な穀物をどうして生産できるのだろう。


それは、大規模な灌漑によるものである。河川や地下水から、大量に水を引き込むのである。


危機はもう見えている。その地下水(帯水層)は、急激に枯渇に向かっている。


もともと降水量が少ないので、雨水で大量に消費される地下水を補うことは不可能なのです。


アメリカの雄大な穀倉地帯を支えるオラガ帯水層は、後25年で飲み水さえ供給できなくなるという。

(NHK特集ウォータークライシス)


つまり完全に枯渇するのである。


飲み水さえなくなるのが後25年ということは、農業がだめになるのはそれよりずっと以前であろう。


そしてまた、アメリカが穀物の輸出を止めてしまうのは、またまたそれよりずっと以前に起こるであろう。


野坂昭如氏が著書の中で言っているように、アメリカはいずれ日本などへの穀物の輸出を止めてしまうだろう。


そのとき日本は…


戦後の食糧難時代の日本の穀物自給率は70%だったという。


現在の穀物自給率は27%…


私たちは、瑞穂の国といわれるこの日本に住みながら、まさかの…飢え死に?…


それにも増して、地球温暖化による異常気象のなかでは、世界的な食糧生産に対して、いつ何が起こってもおかしくない。


郵政民営化って…騒いでる場合か?
転載元: 家庭菜園は地球を救えるか?