環境破壊から地球を守る企業的立場からの方法論




オーストラリアの干ばつが深刻な状況となってきました。水飢饉は将来的に下水リサイクル案まで、でてしまいました。地球環境は破壊され、ボランティアの立場とか企業とかの立場とか言っている段階ではなくなってきました。あらゆる分野がリンクし地球の危機を回避すべき時と思います。環境保護実践をご理解いただき、できることから一人でも実行されることを願いつつ拙文ながらupさせていただきます。


1.雨水利用のすばらしさ
★水道代を半額に 雨水リサイクルタンクと生ゴミ処理機で有機家庭菜園~節約経済に貢献

雨の約3分の1は降った後、蒸発します。また、3分の1は洪水となり海や川に流れてしまいます。残りはダムや池に貯水されます。実に60%以上の雨の有効利用ができる雨水利用は理想的な環境保護の方法です。
日本はけっして水が豊富な国ではなく人口ひとり当たりの換算では豊富とはいえない状況です。ガーデニングなどで大量の水道水が使われますが、弊社のユーザーさんは豊田市の助成金でタンクを購入され、見事に水道代金を半額にしました。車の洗車を水道水のホース洗車でおこなえばすぐに200リッターは使ってしまいますが、バケツ洗車でおこなえば5杯くらいで普通車は洗車でき、100リッターも使いません。
ガーデニングでもホースを使う場合とケースバイケースで使い別ければかなりの節水が可能でした。現在、生ゴミ処理機で処理した堆肥と雨水リサイクルで有機家庭菜園を営んでおられます。雨水利用ガーデニングで節水効果は大です。ステンレス製雨水タンクは助成金がでましたのですぐに償却が終わりました。
他のユーザーさんからは「助成金がでなくてもすぐに償却できました」との喜びの報告をいただいたこともあります。
*国連で21世紀は水の利権争いの戦争勃発を危惧しています。雨水利用は今後さらに重要となってゆくわけです。

■弊社工場の節水実践と近隣への貢献~「強い雨ですと3分で400リッタータンクが満杯になったこともあります。
用途はステンレス製品の溶接の焦げを酸で洗う時に工業用水として使っています。また、社用車や社員の車の洗車にも使い、用途は幅広く水道代金のコストダウンに大きく貢献しています。
災害時の近隣の防災用にも貢献でき、初期消火や都市型洪水防止にも有効です。大雨が予想される時、弊社のタンクに貯水された約3トンの雨水を全部空にしておけば、3トンの都市型洪水防止ができるわけです。そしてユーザー約120台以上の雨水タンクが同じことをおこなえば約20トン以上の都市型洪水緩和が可能なわけです。弊社工場のタンクにはバイオコード(TBR社製 環境長官賞受賞)を入れて浄水し、災害時に災害対策浄水器を使うか、煮沸で飲用できるようにしています。
このように、300坪の工場でも近隣の防災に貢献可能なわけです。
*流行の初期雨水カットも簡単にできるようになっています。しかし、弊社としましては、とりあえずたくさんの雨水を集めるため、あまり初期雨水カットにはこだわりません。確かに,降り始めの雨には酸性雨が含まれますが、初期雨水カットの経費をかけるよりバイオコードを入れたほうが安価ですみますし、充分にバイオコードが初期雨水を浄化してくれます。


★雨水の浄化についてのアドバイス~災害への備えに

貝殻で雨水を浄化できます。PH値も上がります。愛知県刈谷市のOさんは雨水タンクの上に貝殻フィルターをつけ雨樋から受けタンクに雨水を貯めます。保健所で検査の結果、飲んではいけないということは言えない検査値がでました。つまり飲用可能な値が出たということで煮沸すれば飲めるということです。災害の備えには大切なアイデアということです。なお、災害対策浄水器も市販されています。
*タンクだけでなく弊社の自社製品の生ゴミ処理機用消臭マシン「けし丸」にはバイオコードが使われています。バイオコードは河川や雨水の浄水だけでなく、けし丸でも使われます。微生物醗酵により臭気をカットでき、活性炭ではメンテナンスが必要ですがバイオコードはメンテナンスフリーです。


★大雨の前に都市型洪水防止対策を
たとえ、200リッタータンクでも大雨が降る前に空にしておけば、近所で10台あれば2トンの雨水が一気に流れる都市型洪水を防止できます。雨水タンクが無限に普及すれば、災害防止にも貢献可能なわけです。写真は愛知県大府市の公民館のステンレス製雨水タンクです。平成12年の大水害のような都市型洪水緩和にも貢献しています。


▲いろいろな種類の雨水タンク
一日、人間は約3リッターの水が必要です。200リッタータンクがあれば家族4人で2週間はもちます。やはり1台は耐火性の燃えないステンレスタンク(償却を考えたら一番値打ちで耐久年数も長い)があるとBETTERです。ステンレスが一番衛生的です。弊社ではスチールを塗装したタンクも2台製造販売実績があります。耐用年数は最低でも約5年です。なお、ポリエチレンタンクも同じくらいの耐久年数と推定されます。値段もほぼ同じで当社で製作可能です。
スチールタンクは弊社と北関東で見学できます。



2.鎮守の森植樹、活性化運動で二酸化炭素減少を!
★方法論
東京の明治神宮の鎮守の森は東京都のかなりの量のCO2を吸収しています。明治神宮がなかったら東京都民に酸素の供給は少なくなり大変な事態を招くこととなったといわれます。明治神宮だけでなく都内の多くの神社には無数の神社があります。大小の神社群の鎮守の森がもし存在しなかったら都内への酸素供給が少なくなってしまうことでしょう。さらに規模を拡大した発想をすれば日本全国の神社の鎮守の森がかなりのCO2を吸収していることとなります。神社の森に植樹を活発化させ、活性化がなされれば神社仏閣がCO2を吸収する環境破壊から地球を守る防塁となる持論を持つことになりました。大都会での生活に自然との大変な隔たりを感じ、恐怖する人もあり、太古から受け継がれた鎮守の森巡りに癒しを感じ、一の宮をはじめとする神社仏閣と聖地を巡拝する人も増えてきている昨今です。
乱開発で世界の森林の80%が消滅しています。今あるのは人工林がほとんどです。その人工林も酸性雨などで枯れてしまう危機に陥っているのです。そして、地球温暖化により海面が上昇し低地に多い畑が水没し食料危機が訪れるという危険性が迫りつつあります。
それほど、二酸化炭素減少は人類にとって愁眉の急ということです。高地農業を提唱する識者もあります。
業務用生ゴミ処理機「時丸」は、平成15年4月愛知県の授産施設に導入していただきました。早速、生ごみ処理でできた処理材の堆肥を使っていただきました。かなり凝縮した堆肥となっていますので、多く使い過ぎないようにアドバイスをしました。そして立派なサツマイモ畑ができました。
三重県の老人福祉施設では弊社の生ごみ処理機の堆肥が一時醗酵で使用可能ですので近隣の農家で好評です。低温設定で40度から50度で醗酵しますので省電力タイプといえますし、バイオ菌も8年以上取替えなしというユーザーが多いのは事実です。
岐阜のB学園様でも同じです。醗酵した処理材の色が違います。黒く、適度な湿り気があり、これまた近隣の農家で評判の優良堆肥です。


★方法論Ⅱ
▲日本の穀物自給率は29%
もし、食料輸入が途絶したら最初の一年で約3000万人の餓死が予測されます。対策としては家庭菜園を普及することが重要です。ドイツでは野菜の20%が家庭菜園で作られていて食料自給率は120%を超えます。
しかし、ヨーロッパでは産業革命などによる森林破壊で自然林はほとんど消滅してしまっているのです。
前述の優良堆肥は大地のパワーを復活させます。
雨水利用と食品リサイクル、そして家庭菜園は画期的な食料自給方法ということになります。
TBR社では水耕栽培システムも開発し、手軽でキレイナ家庭菜園の方法を考案し普及中です。土地の有効利用のビニールハウスによる大規模水耕栽培システムは水質浄化装置を用いて微生物が水を常にきれいにしてくれます。この無排水循環水耕システムは植物からでる老廃物の根酸や有機酸を分解除去し排水を出さずに肥料の有効利用ができます。
肥料には液体肥料を使いますが、弊社の生ごみ処理機の肥料を液体肥料に加工した肥料が大変効果があったという報告を受けました。

以上、環境保護の方法の一部を述べました。乱文お許しください。